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不登校の子どもたち〜学歴厨夫とFラン妻の往復書簡31〜

こんにちは。
ゲームを奨励しているバカ親のサバ缶です。
以前、ブログで息子(子サバ)は2歳から見よう見まねで、テレビゲーム(任天堂の『大乱闘スマッシュブラザーズ』だった)をはじめたことは書きましたが、サンドボックスゲームの『マインクラフト』にハマっていた(1日に10時間もプレイしていた!)年中の5歳からは、ゲムトレというZOOMを使ったオンラインでのゲームの習い事をしています。

もともとゲムトレは、不登校でカードゲームを3万時間プレイしていた小幡和輝さんが作った会社で、ゲームを楽しんだり上達したりする目的の他に、不登校の子どもたちの居場所づくりと言う役割も果たそうとしているようです。

我が家は、単純に子サバが好きなゲームを教えてもらえるのでやってみるかと軽い気持ちで始めました。若い先生でゲームが上手いのはもちろん、進行やフォローもまた上手くて、マイクラから関心が離れてしまった今でも子サバは毎週ゲムトレを楽しみにしているようです。

さらに良かったのは、毎週一緒にトレーニングを受けている小学校高学年と中学年くらいのお兄さんたちが、子サバにアイテムを分け与えてくれたりアップデート情報を教えてくれたり、はては子サバがYouTubeで仕入れたギャグや替え歌に付き合ってくれたりして、笑い声が絶えないことでした。

ある時、雑談でサバ缶がお兄さんたちに「何年生?」と聞いたことがあったのです。するとしばらく間があいて両方とも「学校には行っていない」と答えました。「しまった!」とサバ缶は心の中で反省すると、同時に「こんなに楽しくて他人を思える子が、しかもゲームも上手いのになんで不登校なんだろう?」という疑問が湧きました。サバ缶が小学生だった30年前なら、この子たちはクラスの人気者だったはずなのに、と思いました。

まだ子サバの小学校を経験していないので、ここからは推測でしかないのですが、今の学校は多様性を謳っているのにひょっとしたら、からかいや悪ふざけやいじめが横行していたサバ缶の小学校時代よりも、より窮屈な教育システムに変わっているんじゃないだろうかと不安を感じました。

そこで連想したのは、サバ缶が8年通った京都大学の変化でした。サバ缶が入学したての頃は、道沿いにサークルの立て看板が乱立して木々が鬱蒼としていて内心「とんでもないところに来ちゃったな」と思いました。それが耐震工事を名目に、立て看板は撤去され、ほとんど放置状態だった木々も綺麗に切りそろえられて、キャンパスでテントを張るのも禁止されて、大学の教授の部屋へ行くのにも許可が必要になりました。学生も小粒になったような気がしました(偉そうですみません)。当初はクリーンで近代的になった京都大学を歓迎していたのですが、どうも風通しが悪くなったように感じるようになりました。これはほんの一例ですが、今の小学校も、クリーンで窮屈な居場所にどんどんなっていかないといいのですが。

今日の一言
それにしても8年も大学にいたら、時代も大学も学生も変わるよな

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