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腰椎捻挫って何?
腰椎捻挫とは、どんな病態なのでしょうか?なんとなくイメージはあるけれど、正確にはよくわからない、という方も多いかもしれません。
今回は腰椎捻挫の原因や症状、治療法やリハビリについて解説します。
「病院で腰椎捻挫と言われたけれど、具体的にどういうこと?」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
腰椎捻挫とは?症状や特徴
「腰椎」とは、いわゆる「背骨」の中でも腰部にある骨の名称です。
「背骨」つまり「脊椎」は、椎骨と呼ばれる小さな骨が連なって形成されており、頭の方から「頚椎 → 胸椎 → 腰椎 → 仙椎 → 尾椎」と分かれています。
また、「捻挫」とは、外部から強い力が加わっておこる怪我のうち、骨自体にダメージがおこる骨折や脱臼などを除く病態のことで、筋肉や靭帯、軟骨の損傷がこれにあたります。
つまり「腰椎捻挫」とは、外部に強い力が加わったことで、腰椎自体に異常はないけれど、周囲にある筋肉や靭帯などが損傷した状態、といえます。
重いものを持ち上げた時や交通事故などで起こりやすく、程度にもよりますが、強い痛みを伴い、前かがみの姿勢のまま動くことができなくなるのが特徴です。
腰部捻挫やぎっくり腰と違いはあるの?
「腰椎捻挫って、腰部捻挫やぎっくり腰と違いはあるの?」と聞かれることがありますが、腰椎捻挫と腰部捻挫は、基本的に同じ病態といってよいでしょう。
ではぎっくり腰とは違うのかというと、そもそも「ぎっくり腰」が正式な病名(診断名)ではないため、正確に定義するのは難しいといえます。
しかし、一般的に「ぎっくり腰」は、「突然おこる腰部の痛み」を指すことが多く、「腰椎捻挫」も「ぎっくり腰」に含まれているといえるでしょう。
他にも「ぎっくり腰」になる原因として「腰椎椎間板ヘルニア」や「腰椎圧迫骨折」などがあります。
要注意な腰痛もある?
上記のように、突然の腰痛にはさまざまな原因があります。
安静にしていれば改善が期待できる腰痛がほとんどだと言われていますが、残念ながらそうでないものもあります。
要注意な腰痛の例としては、骨髄が感染して膿(うみ)が溜まる「化膿性脊椎炎」や、がんの腰椎への転移などが挙げられます。
また、尿路結石や子宮内膜症でも腰痛になることがあり、注意が必要です。
これらの場合は、早急に専門医に診てもらう必要があります。自己判断せずに、「じっとしていても痛む」場合には、まず病院を受診してください。
腰椎捻挫の原因とは
腰椎捻挫になってしまう原因・要因としては、「重いものを持ち上げる」「勢いよく体をひねる」といった日常生活動作や、交通事故、スポーツなどがあります。
また、稀ですが、「椅子から立ち上がった」「起床時に大きく伸びをした」だけで誘発された例もあるようです。
いずれの場合も、「腰部に無理な外力が急激に加わる」点が共通しています。
腰椎捻挫の治療法やリハビリ
腰椎捻挫と診断された場合、どのような治療法があるのでしょうか。
以下に、代表的な治療法を3つ紹介します。
①薬物療法
医療機関では医師から薬が処方されますが、残念ながら「腰椎捻挫を治す薬」はありません。対症療法として痛み止めや湿布薬などが処方され、症状を和らげます。
②徒手療法
医療機関では、理学療法士による理学療法、整骨院では、柔道整復師によるマッサージなどの施術が行われます。
凝り固まった関節などをほぐしたり、筋肉をストレッチすることで動かしやすくしたり、血行をよくしたりします。
③物理療法
電気療法や牽引などで筋肉をほぐして血流を促進します。
熱を持っている時に冷やしたり、逆に強張った時に温めてリラクセーションする等も、この「物理療法」に含まれます。
薬や物理療法は一時的に痛みを抑える対症療法でしかありませんので、根本的に改善したいという方は②の徒手療法をお勧めします。
ただ痛みの強い急性期の場合はどうしても薬や物理療法に頼ることも必要だと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました( ^ω^ )
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