ダイエット自粛委員会 2021
皆さんこんにちは。
今日は皆さんに提案があり、記事を書いております。それは「ダイエットの自粛」です。
ちょっとSNSを覗いてみてください。痩せる食品、着圧タイツ、ジムの広告、ビフォーアフター写真、筋トレ、サプリ、ストレッチ。ざっとスクロールしただけでもこれだけ。見逃せないのが、太っている人への痛烈なdisりです。太っていた人のダイエット体験談に多いですね。「disり」と言ったのは、言葉がラップバトルくらい厳しいからです。痩せることを脅迫的に求められていると言っても過言ではない。皆さんは、このご時世におけるマスク・手洗い・うがいと大体同じ頻度で、白湯・茹で卵・チキンを薦められていますよ。(*委員会調べ)お気づきでしたか?読者の皆さんも、人生で一度は「痩せなきゃ」と思うことになるでしょう。筆者は、弱めの洗脳と見なしています。
しかし考えてみてください。本当に、痩せていることだけが正義なのでしょうか?世界が美味しい食べ物で溢れているこの時代、なぜ、食べて太るのは悪とされるのでしょうか?拾い食いや物乞いをしている訳ではありません。健康に悪いから?いえ、一番長生きするのは小太り体型だと言われています。何より、他人の体型に口出しする権利など誰にもないはずです。大いに美味しいものを食べ、幸せに太る。我慢を重ねて得るほっそりした体型と、幸せな食の積み重ねで太った体。幸福の「総量」に違いがあるようには思えないのです。にも関わらず、一方を糾弾することがなぜできる?こんな豊かな時代に生まれて、オートミールやほうれん草ばかり食べ、常温の水しか飲んでないダイエッターを戦時中の子供が見たらどうなるか。考えてみてください。訓練を重ねた竹槍で、一発刺されるに決まっています。
そこで皆さんに提案させて頂きたいのが、ダイエットの自粛です。
幸福の量としてそれほど差がないにも関わらず、こんにゃく麺や寒天や葉野菜ばかり食べるのを良しとする価値観を、無意識下で形成されているのです。狂った世界です。美味しいものが大量に生み出されているのに、痩せることが第一の美徳となる世界。これを狂気と言わず何と言いましょうか。
ダイエット自粛委員会は、この風潮を是としません。自粛と言っても、難しいことは何もありません。好きなものを食べ、好きに太り、大いに抵抗していこうではありませんか。我々「食」重視勢力だけが徒党を組むことへ、不公平だとの声も一部では上がっていますが、格差是正のためには能動的な働きかけが不可欠。これはアファーマティブ・アクションなのです。志を同じくする入会希望の方は、ご連絡お待ちしております。
担当連絡先→@tank_zine(Twitter、Instagram共通ID)