「夢を見た。桜舞う、月の夜に。」 16 土曜日の猫通信 2021年3月31日 10:56 また、この季節が来ましたね。この歌を書いたのもちょうどこの季節でした。僕たちは、いつも大切なものを少しずつ置いたままにして立ち去って行く。多分、そこに自分がいたことの証拠を残しておきたいのだと思います。「夢を見た。桜舞う、月の夜に。」 / 詞・曲:セキヒロタカ夢を見た。僕等はあの場所で。桜舞う、月の夜に。いつかまた、その場所で僕等は夜の公園で いなくなった猫を探した。月はこの世の唯一の太陽のよに僕たちとブランコと消火栓を照らしていた。木々の色は猫と どこかに行ったようだった。湿った風は、少し甘い匂いがした。夢を見てた。僕等はあの場所で。桜舞う、月の夜に。いつかまた、その場所でその冬は寒い冬だったけど、僕等は良く散歩をした。ニュースは記録的な降雪量を伝えていた。公園の花は少し咲き始めてた。僕等の 最初の冬はそうやってゆっくりと最後の春に向かってた。夢を見た。僕等はあの場所で。桜舞う、月の夜に。僕等は去ってゆく、大事なものたちを、少しずつ残したまま。いつかまた、その場所で夢を見よう。月の夜に。 この記事が参加している募集 #私の作品紹介 108,762件 #音楽 #動画 #私の作品紹介 #ギター #弾き語り #土曜日の猫通信 #同時演奏 #フットパーカッション #MEINL #土曜日の猫通信akaマグネッツ #土曜日の猫通信akaザ・マグネッツ 16 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート