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クールだ。でも・・・

平日のこんな時間に投稿しても誰も見ないだろうけど(笑)、今日はマイルスの誕生日(日本時間)なので、そろそろ日付が変わってしまう!※1
マーカス・ミラーもお祝いで動画をシェアしてた。なぜか日本語の字幕付きの動画(笑)。

相変わらずトークもマイルス節炸裂。途中で挿入されるモノクロのムービーフィルムの中で着ている服を聴かれて「a green, gabardine ... suit」というところなんてマイルスらしい。で、問題はこの部分。「クールだが、でも」と言ったのは演奏のことじゃなくて字幕。

この字幕翻訳で評価が分かれるところは、マイルスが「緑のギャバジンのスーツ」と言っているのをわざわざ「バーバリーの緑色のスーツ」と言い換えてるところだと思う。

確かに、このモノクロムービーの「So What(アルバムは Kind of Blue)」がリリースされた頃はまだバーバリーがギャバジンの特許を独占していた頃で、日本でもギャバジンは「バーバリー地」と呼ばれていた。だから、ファッション業界的には「バーバリーの」と言った方がクールだろうね※2。

でも、ここで考えないといけないのは、もしマイルスが日本人だったとしたら、「バーバリーの」って言うかな?ってことだと思う。
マイルスが日本人なら多分「ギャバジン」って言うんじゃないかな。それから「緑色」とも言わないと思う。マイルスは単語を区切って「a green, gabardine ... suit」と言ってるわけで。ここは「緑の、ギャバジンのスーツだ」として欲しかった気がしますね。

この字幕翻訳を担当された方の知識の深さは素晴らしいと思うのだけど、僕は違和感を感じて少々引っかかった。

とりあえず、マイルス、誕生日おめでとう。

※ 脚注1
しまった!!1日間違えてた!!マイルスの誕生日は 6/26 だった。つまり日本時間でも昨日。

※ 脚注1
 業界的には、「バーバリー地」と呼ぶときは、基本的に二重防水が施されたギャバジン地のことを指すことが多いと思う。


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