生き続けることに疑問を持つ君に
以前、子供のいる知り合いから電話があって、
と訊かれたので、答えた。
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実は、生きる必要なんていうものは、存在しない。
冷静に考えたら、生きて行くのは生きるのをやめるより辛いことだ。人生、良いこと 1 つに対して、悪いことはその10倍くらいはあるからね。
じゃあ、なぜみんな死なない?
それは種の保存のために、無条件に「死とは恐ろしいものだ」という感情が本能にプログラミングされているからだ。
だから、みんな、人生とは辛いものだと分かっていながら死なない。だから、死の恐怖を超えることができるなら、生きるのをやめるというのも一つの選択肢だ。
ただ、その辛さを分かっていて、それでもその辛さに立ち向かい、何かを成し遂げようとするなら、それは本当に尊いことだ。
僕はそういう人を尊敬するし、君にもそういう人になってほしい。
もし君が、自分は他人より辛い人生を送っていると感じるなら、君はより価値のある人生を送っているということだ。
人生は辛いからこそ価値があるからだ。
たくさん生きる、ということは、それだけ君を価値のある人間にする、ということなのだ。
だから、生きて、辛さに打ち勝て。
そうすれば、君はきっととても価値のある人間になるだろう。
僕が君に望むのはそういうことだ。
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僕の話を聞き終わって、
とあっさり言われたけど(笑)
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