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いただきます

朝から、晩ご飯を鍋にしようと考えていた。それくらいの秋具合だった(朝は特にね)。

普段主に興味が湧くのは、食べること、(湯に)浸かること、寝ること。そして食べることだけは、一つだけプラスの条件がある。

「美味しいと思えること」

妥協したり、外したりすると、一ミリたりとも満たされない。


この日は分刻みのスケジュールで、気が付けば半日以上働いていた。へとへとの、へと。それくらい。でも頭は鍋モード。材料を火にかければ、きっと一瞬で食べられる!

ひときわ大きな白菜を見つけた。さすがにこんなには食べられないよな〜と思いつつ、近寄ってみる。(特に今時期は、買うと決めるまで触らないように心がけている)

ん?これって…

高校時代の先輩の嫁ぎ先じゃん!!旦那さんの名前を発見した。初めて、出会った。すぐ手に取って、他の材料は迷わずポイポイポイポイ カゴへ入れてお会計。

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こんなに嬉しいことがあるだろうか。自分の身体に直接入って元気にしてくれる作物を、つくっているなんて。野菜があるのは当たり前のことだと半ば思っていたけど、朝早く起きて休みもほぼ無く、自然と戦い、美味しいものを顔も知らない人に届ける…すごいこと。本当に、すごいこと。

ありがとう!嬉しい!美味しい!!

5日間くらいは、鍋生活出来そう。でもせっかくだから、「白菜 レシピ」で検索してみようかな。

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