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#はたらくってなんだろう

はたらくってなんだろうね。できれば、一生働かないで生きていきたいとよく言う私も、実のところ、きっと働かない日々が続いたら、そのつまらなさに耐えられないと思う。


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2020年のワタシ

2017年4月に起業して、1年目も大変だったけど、今年も同じくらい大変だった。とにかく、5月からの1ヶ月半は、仕事がパターっとなくなってしまった。そして、11月末頃からもまた1ヶ月半ほど、ほぼ何もしない状況が続いている。これを書いている今も、何もしていない。

つまり、今年、私は9ヶ月しか働かなかった。一生ではなかったけど、12ヶ月中、3か月は働かないで生きていたのだ。その間、つまらなくはなかったし、娘と長く一緒にいることができて楽しかったし、クリスマスもゆっくりお祝いすることができたから、すごく幸せで豊かだった。あと数年、娘が中学生になるくらいまでできるものなら、こうしていたい。

でも、現実としては、この暇さに恐怖を感じた。
私は、このままで大丈夫なんだろうか、と。

予め計画をしていたら、こんな恐怖や不安を感じなかったと思う。でも、全く予期していなかったし、2019年の勢いで2020年はもっと飛躍できるはず!と思っていた。なんのためらいもなく。正直、コロナのニュースが始まった頃ですら、まだ、私はすぐに終息するだろう、なんて呑気に思っていたくらいだ。

それが、5月になって、娘の小学校がお休みになり、学童も医療関係者以外は使用できない状態となり、すべてが一旦停止した状態に感じた。クライアントもストップ、制作もストップ、広告代理店もすべてではないけれど、何だか静か。ようやく、まずい状況だということに気が付いた。



まずい。まずい。まずい!!

私は、自分で営業する力を本当に持っていない。これは、起業して1年目に痛感したことだけど、今だに改善ができていない私の難題だ。この難題を抱えたまま、こういう状況になると、もうどうしていいのかわからない。とはいえ、娘は育てていかないといけないし、家賃も払わないといけないし、何もしないっていう選択肢はないから、世の中の変化に合わせ今までリアルでしていたビジネスを、オンラインにシフトしようと思い、試みた。

しかしながら私は、正直なところ新規のお客様が苦手だ。こんなときに苦手とか言っている場合ではないのは、承知しているが苦手なものは苦手だ。できればクライアントとなる前に私を知っていてほしいし、私もお客様のことを予め知っておきたい。会員制のバーのように、明確に一見様お断りと、本当は言いたい。だって、知らない人から、ブランディングをしてほしいと言われても、「はい!」とは言いにくいからだ。

だから、最初の出会いは、オンラインじゃなくて、できる限りリアル。リアルに出会いたいのだ。ジュース飲みながら、お客様のやりたいことをたくさん聞いて、わぁ!って、テンション上がって、お互いにいいね!って思いあえてから、仕事をストイックに始めたいのだ。そして、私にとって大事なのは、上でも下でもない関係性が築けないと厳しい。


そういうわけで、オンラインという窓口をつくったものの、なかなか積極的にはなれない。だから、やっぱり2021年になったら、リアルのブランディングセミナーを再開しようかなと思っている。リアルのオンラインセミナーも、苦手なんだけど、今、思えば楽しかった。


来られる人は、ほぼ知らない人ばかりだったけれど、その場で同じことについてたくさんの人と考え込むのは、それぞれの価値観を知ることができて、すごく面白い。実は、同じ考えの人なんて、一人もいないのかな?なんて思うくらい十人十色。私のセミナーはビジネスよりなので、事業をやりたいと思っている情熱的な方が多く来られる。だから、その新規事業を聞いて、こちらもワクワクした気持ちになれる。いつもセミナーを終えた後、こういう人たちの一瞬に、私は関わることができたんだなぁと思い、すごく幸せで嬉しい気持ちになった。

そのセミナーで知り合って意気投合したら、本格的なブランディングに入れたらと私は思っているのだけど、今は、最初の出会いをオンラインにしたから、直感も鈍り出会ってもお互いに消極的だし、出会ったところで次のアクションもお互いにしにくい。

私は、企業や人のブランディングをするからには、その人たちの事業を絶対に軌道にのせたいと思って受ける。本気なのだ。でも、ブランディングは、今日やって明日、成果の出るものではないから、結構な距離を一緒に走り続けなければならない。それができると確信を持つために、やる前にできる限りお互いにお互いを見極める必要があるのだけど、それが、オンラインだと本当によくわからない。経験上、これはダメかもしれないなぁと最初に思ったものを、仕方がないかで始めて成功したことはない。人間の直観を軽視してはならない。でも、その直感が、オンラインだと鈍る。どうにも判断がつかないのだ。


果たして、この人の情熱は本当に継続するのだろうか?言葉で聞いたけど、実際のビジネスってどういう温度なんだろう?それなりの覚悟あるのかな?など、色々思い悩む。そしてそれは、きっとお客様も同じ気持ちだと思う。

私は、いつだってお客様の一番のコアなファンになりたいし、お客様にも私のファンになってもらいたい。お互いに嫌だなと思っていたら、ブランディングなんて絶対に成功しないし、そんな状態で長く一緒にいるのは苦痛でしかない。お互い巡り合えてよかったね!と言いながら、仕事をしたい。だけど、そこまでのテンションにオンラインだとなれないのだ。

ちなみに、起業当初から掲げている私のミッション(使命)は、お客様の企業や事業、商品、そして、お客様のファンを増やしていくこと。そして、はっきりと目にすることができないモノを、形にして伝えていくために、そこにある課題や問題の本質を捉えること、問題を解決するために見えないものを、手に取り見えるようにデザインしていくこと。そして、伝えたい相手に、伝えたいことをわかりやすく感動と共感をもって伝えることです。

実際にやることは、デジタルで見せていくことが多いんだけどね。私は、導入時期は、リアルでやりたい人だったんだなと実感しました。

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こうやって、2020年は仕事についてぐるぐると思い悩む一年だった。娘が作ってくれた「今日こそがんばるぞ!」Tシャツを着て。そして、今も悩んでいる。今日から娘がいないので、年末だというのにいつもよりたくさん悩んでいる。

ひとつひとつのことについて、ゆっくり、じっくり悩んで考えることができたのは、よかったと思うけど、悩めば悩むほど、不安と恐怖が増えてゆく。ただ、どんなに悩もうが、考えこもうが、絶対に自分の中の軸(存在意義)は揺るがない。

私は、人や企業、事業の「軸」を定めるために存在している。すべての人が「自分らしく」生きてゆくために、私はあなたのよき理解者となり、ゴールまで伴走する。これだけは、どういう道に進もうが、何をしようが変わらない。

#はたらくってなんだろう

私の答えは、「すべての人が「自分らしく」生きてゆくために、私はあなたのよき理解者となり、ゴールまで伴走する。」ことだ。私は、これをすることで、お客様の喜ぶ顔を見ることができて、自分という人間がこの世に存在していていいんだなぁと感じることができる。そのために、私ははたらいている。

2021年も、今以上に悩むかもしれない。
それでも私は、今のスタイルでこれからもはたらき続けたいと思う。

お気持ちありがとうございます。娘と元気に楽しく生きていくために使わせていただきます。