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認知症 第10話(再び入院へ)
介護施設にいた母親はペースト状の流動食で、寝たきりの生活をしていた。父親は母親の介護施設へ差し入れ禁止となっている食べ物を何度も持ち込んでいた。後で介護施設へ見に行くと、いつ茹でたかわからない卵や、バナナ等、床に落ちている事もあった。
そんな生活が1か月ぐらい続いただろうか。母親は容態が悪くなり、同じ病院へ戻る事になった。おそらく、ペースト状の食事で時間がかかり、介助の時間切れで全て食べることができずに栄養失調気味になったのだと思う。病院の先生からはアルブミンが低下していて、点滴か胃婁の処置で、この先1年持たないぐらいと言われた。