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玉米面(コーンフラワー)を使った2つのおやつ〜焼くvs蒸す実験〜

薬膳民泊の朝は、蒸しパンをよく一緒に作るのですが、特にお気に入りがとうもろこし粉の蒸しパン。スイートコーンを少し入れてもつぶつぶの食感がおいしい。

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世界のとうもろこし料理と品種

南米のトルティーヤ、イタリアのポレンタ 、ブータンのカラン、テンマ、中国の窩頭(ウォートウ)。世界にはトウモロコシの粉を使った食べ物ってたくさんあるんですよね。日本でも高知、熊本あたりではきび粉といえば、トウモロコシ(地方名で南蛮黍)の粉だとか。

トウモロコシのヒゲも漢方薬ですし、皮や芯も煮出して出汁としても使えます。捨てるところがないゼロウェイストなとうもろこし。コーヒーみたいに、粗挽きと細挽きがあります。遺伝子組み換えが気になるなら、自分で育てて使うときだけ、ミルで挽けば究極のエコですよね。

栽培するなら、気をつけたいのが品種。普段私たちが焼いて食べたり、茹でてコーンスープにしたりしてるのは「スイートコーン」。コーンスターチや、コーンフラワーに加工されているのは、「コモディティコーン」といって、フリント種やデント種が使われています。そのまま食べたら硬くて、甘くなくておいしくないやつですね。

コーンフラワー、コーンミール、コーングリッツとは?

コーングリッツ:粗挽きしたもの
コーンミール:種皮と胚芽を除去して、胚乳のみ粉砕したもの
コーンフラワー:コーンミールよりさらに細かくサラサラにしたもの

ちなみに、コーンスターチはでんぷんの部分だけ粉にしたもので、コーンフラワーとは別物です。

中華でいうと、玉米面(ユィーミーミエン)といいます。粗挽きと細か挽きがあって、コーンミールとコーンフラワーの関係みたいなものかな。粗挽きと細か挽きの両方買ってみました。小麦粉並みに安くて、どっちも500g 200円でした。

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コーンミールの焼き菓子〜玉米面のスコーン〜

準備に5分。焼くまで20分でできるお手軽スコーンです。
粗挽きだと、小麦粉(米粉)の30%以上入れるとザラザラがきつくなります。コーンフラワーだと、50%いれても大丈夫ですね。小麦の量をさらに減らしても違和感がないかも。

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<材料>
玉米面 細挽き50g+粗挽き 20g
小麦粉 50g
菜種油 30g
豆乳 30g
きび砂糖 15g
ベーキングパウダー 小さじ1

<レシピ>
①オーブンを200度に予熱する
②菜種油と豆乳が乳化するまで泡立てる
③その他の材料を混ぜる
④オーブンで15分

オーブンは中段か下段。オーブンの性質もあると思いますが、中段だとちょっときつい。卵を入れると泡立ちやすく、ふんわり仕上がりました。温度は200度でサクサクに。15分はちょっとながすぎ。190度はしっとりめかな。190度だと20分にしてもいいかも。キッチンはラボです。

コーンミールの蒸しパン

トウモロコシの蒸しパン「窝窝头 ウォウォトウ」は、中国北部では豆乳とともに露店で必ず売られてるマントウの一種。裏に窪みがあって、中に具をあとで入れられるようになってます。コーングリッツのインスタント肉まんですね。

そしてなんと、材料は、ほぼほぼ一緒で、菜種をぬいたもの。豆乳は、生地のかたさ(耳たぶくらい)になるように足していくので、適量にしてます。ちなみに、日本の蒸しパンのレシピだと、イーストが入ってますが、中国のレシピだと、ベーキングパウダーすらはいってなかったり。意外とイーストなしでもいけます。

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<材料>
コーンフラワー 50g
小麦粉 50g
きび砂糖 15g
ベーキングパウダー 小さじ1
豆乳 適量

<作り方>
①材料を全てまぜる
②20分蒸す

材料は、菜種油があるかないか、くらいしか違いがないですが、蒸すか焼くかでずいぶん違うバリエーションが楽しめます。

トウモロコシのつぶつぶをいれてもおいしいです。

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トウモロコシの粉をつかった2つのアレンジレシピでした。


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