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塩漬けイワシのトマト煮込み

世界のスープ

里山文庫の蔵書は、世界の食の本をメインに収集していますが、今年新たに仕入れた本の中で、一番の衝撃を受けたのがこの本。

佐藤政人「世界のスープ図鑑 独自の組み合わせが楽しいご当地レシピ 317」

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パン酵母を起こすサワードーで酸味のあるスープに仕上げたり、ウサギやリスの肉を使ったり、トルティーヤ生地でとろみをつけたり、ワインと柑橘の煮込みや、テキーラ煮など、不思議な食材の使い方が独特の世界観に引き込みます。

よく300以上も聞いたこともない国のレシピまで集められたなと唖然とします。未知の世界がたくさん見えてきそうです。300のレシピをそれぞれにアレンジできるようになったら素敵だと思いませんか。佐藤さん、夢をありがとう。

イワシの保存食

イワシがたくさん入ったので、アンチョビを作るのに塩漬けしていましたが、早くも食べたくなっちゃって(買い物行くのがめんどくさくて)、ちょっとフライングして一夜漬けイワシを煮込みにしてみました。

上記の本に掲載されている地中海のレシピに、塩鱈(バカラ)のトマト煮込みというのがありました。塩鱈は塩抜きして使われていましたが、一夜漬けのイワシでアレンジしてみました。いつも作ってるトマトスパイスカレーとの合わせ技。アンチョビになりかけた塩漬けイワシとトマト缶を使ってみました。

残りのアンチョビはこの後、オリーブオイルに漬け込んで保存します。

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アンチョビ

レシピ

<材料>
イワシ、玉ねぎ、ニンニク、生姜、トマト缶
スパイス類(マスタードシード、クローブ、クミン、黒胡椒、コリアンダー、オレガノ)

<作り方>
・イワシを40%の食塩につけて一晩おく。
・たっぷりの油に、マスタードシード、クローブ、クミン、黒胡椒などホールスパイスを炒める。
・ニンニク、生姜、玉ねぎのみじんぎりに塩を加えてを炒める。
・一夜漬けイワシを加える。
・トマト缶、コリアンダーパウダー、オレガノを加えて30分煮込む。

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イワシの保存食作り置きだけ冷蔵庫に入れとくと、あっという間につくれますよ。今日はご飯を炊くのも時間がなかった(めんどくさかった)ので、ギーで焼いた食パンをスープにつけて食べたらもうそれだけで十分でした。

塩漬けイワシの方は冷蔵庫に入れておくと1ヶ月くらい持つので、もう一品追加したいときにいつでも使える作り置きレシピにもぴったりです。イワシが大量に入る時期にぜひやってみてください。


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