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癒しの時間、夏越しのはらい

夏越しの祓いの時期です。
夏越しの祓いまたは、水無月のはらい、
罪や汚れ、病をはらい清める、1300年ほど前から神社で行われてきた儀。茅(ちがや)という草で編んだ輪をくぐることで心身を清め、災厄を祓い、無病息災を祈願するというもの。
来る夏という季節が人々にとって、作物にとっても穏やかでありますようにと、お参りをしてきたのかな、、と想像する。

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この里山の集落に住むようになってから毎年6月になると、「疫神斎」のお札と大祓形代(おおはらいかたしろ)が配られる。都会育ちを理由にしたら怒られるかもしれないが、私はこのお札の使い方も「夏越しの祓いの儀」も知らなかった。

形代には、大祓の由来と使い方が書かれている。

このご祈祷ずみの形代で身をよくなで、息をかけてお宮に納めてください。

形代の最後には、

水無月のなごしの祓いする人は千歳のいのち延ぶというなり

とある。

夫婦二人の我が家でもここ数年「夏越しの祓いの儀」が行われる。

形代で身をよく撫でる。
膝が痛い、腰が痛い、胃腸が丈夫になると良いな、、、不調な所は特によく撫でる。夫は2回ほど左膝の靭帯を切っているので、そこもよく撫でる。
そうして、息を吹きかける。
不調を吸い取ってくれるとは、形代さまさまである。

雨の日の午前中、形代を持ち地元の神社へ向かう。

一礼し、8の字を描くように3回茅の輪をくぐり、お参りをする。

これからの半年も平和に過ごせますように、
夏はドデカ台風来ませんように。

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そして、
最近籍を入れたアメリカに住む友人カップルの為に家内安全を願う御守りを一つ持ち帰った。

梅雨の時期と師走、一年に2回行われる大祓の儀。
里山に越してから、いつの間にか、梅雨時の夏越しの祓いが恒例行事になっていた。どうか来る夏の猛暑が厳しくないように、ドデカ台風が来ませんように、作物が順調に実りますように、、、
それに加えて去年から続くコロナも早く治りますように。。。。
私たちヒトがコントロール出来るわけもない自然の力に対して、お参りしたくなる気持ちは、太古の時代も今も変わらないようである。
都会に住んでいた頃は、なんだか人はなんでもコントロール出来るような、そんな錯覚をしていたような気がする。

雨の日に、ゆっくりとお宮さんへ足を運び、
私と私の大切な人たちが幸せでありますように、、
と祈る時間。
夏越しの祓いは祈ることで癒される、そんな日になっている気がしている。


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