【第一回】XinFin XDC Networkことはじめ【海外XRPコミュニティ話題のコイン調査】
1.目的(XinFin, XDCE, XDCを調査)
日本のTwitter暗号資産界隈では日々「 #ripple #XRP 」の情報は流れてきます。しかし、海外のTwitter界隈を見ていると、たまに「 #XDC #XDCE #XinFin 」というキーワードが流れてきます。
公式ホームページを見ると「 #r3 」とパートナーシップを結んでいることが分かりました。「 #r3 」と言えばSBIが出資している企業であり、r3とripple社の仲裁をSBIの北尾社長が取り持ったことはあまりにも有名ですよね。本記事ではTwitterでたまに流れてくる「 #XinFin #XDCE #XDC 」タグの意味を調査し、海外の流行りを把握します。
(出典:https://marketplace.r3.com/directory/xinfin-fintech-pte-ltd-a00119
R3公式ホームページでXinFinに関して記述があることを確認)
2.方法(ホームページなどで調査)
XinFin公式ホームページで有力なキーワードを英訳して内容を把握し、把握した内容に対して考察を試みます。少し口語交じりですがご容赦下さい。
3.調査結果/考察(佐藤の一言コメントもあり)
3.1 「 #XinFin はグローバルな貿易と金融のためのオープンソースのエンタープライズ対応ハイブリッドブロックチェーン」
いきなりですが上記フレーズは、良く企業が持っているブログの末尾に記載されるフレーズを翻訳したものです。続きがありますので、全文を読んでみましょう。
「グローバルな貿易と金融のためのオープンソースのエンタープライズ対応ハイブリッドブロックチェーンです。パブリックとプライベートのブロックチェーンと相互運用可能なスマートコントラクトの力を組み合わせたXinFinユーティリティネットワークは、企業がXDCプロトコルを介して、多様なユースケースに対応するための助長的、準拠的、規制に優しい環境で実世界のアプリケーションを展開することを可能にします。相互運用可能なハイブリッド・ブロックチェーン・プロトコルとISO20022互換のメッセージング標準により、XinFin Networkはレガシーと他のブロックチェーン・プラットフォームの両方に接続することができます。」
(出典:https://medium.com/xinfin/xinfin-becomes-a-part-of-r3-showcase-webinar-to-educate-enterprises-and-institutions-on-bond-fe091274d07d)
各フレーズを順に見ていきます('◇')ゞ
グローバルな貿易と金融のためのオープンソースのエンタープライズ対応ハイブリッドブロックチェーンです。
貿易と金融の現状の複雑化を簡素化するソリューションとしてR3のコルダ(Corda)が頭に浮かんだ方も多いと思うのですが、XinFinもR3を利用してプラットフォームを提供するようです。
貿易金融はウイルスの影響で540兆円不足しており、国際協力も重要です。
日経記事リンク先:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60212540Q0A610C2EE8000/
冒頭でも述べましたが、r3と提携している点、XinFinの本拠地がシンガポールで香港問題の後のアジアの金融の中心地になる可能性もあり時事的にも面白いと思いました。r3と提携しているのであれば、SBIの北尾社長もご存じかも知れませんが、日本の株主総会を見ていてもripple推しでしたね(当たり前ですが)。ある程度企業として成長(XDCネットワークは設立して1年しか経過していない2020年6月19日段階)か#XDCの時価総額が5000億円を超えて日本のホワイトリストに入ったときにSBIに上場するかも知れません('ω')ノ
パブリックとプライベートのブロックチェーンと相互運用可能なスマートコントラクトの力を組み合わせたXinFinユーティリティネットワークは、企業がXDCプロトコルを介して、多様なユースケースに対応するための助長的、準拠的、規制に優しい環境で実世界のアプリケーションを展開することを可能にします。
貿易に利用するため、パブリックとプライベートネットワークが必要になります。またXinFinネットワークで取引されるネイティブコインがXDCになるわけですね。少しずつ見えてきました。
また規制に準拠する旨が書かれています。私自身もビットコインに投資していますが、マネーロンダリングの温床になってしまっている側面もあります。環境に関してもビットコインのマイニングは電気を使用するため、地球に優しいとはお世辞は言えないと思っています。
イーサリアムはProof of Stakeに移行しますが、ネットワーク報酬や通貨量上限が設定ないことなどまだまだネットワーク普及のための報酬になどに関しては決まり切ってない印象ですね。
Binanceがイーサリアムステーキング企業として参加していることが発表されたこともあり日本の取引所の方針が気になっています。XRPに関してもネットワーク報酬がないこともあり、代替手段としてレンディングビジネスをRipple社自身が模索しているように感じます。これらに関しては話すとキリがないのですが、投資家として分散しておくのがベターということですね。
相互運用可能なハイブリッド・ブロックチェーン・プロトコルとISO20022互換のメッセージング標準により、XinFin Networkはレガシーと他のブロックチェーン・プラットフォームの両方に接続することができます。
ISO20022について出てきましたね!私は #XRP に投資していますが、標準プロトコルを主導するRipple社が様々な施策を発表していますが、これからブロックチェーンで普及を目指すのであれば、ISO20022は押さえておくべきポイントでしょう。標準化なくして普及なし!
3.2「XDCEはEthereumトークン!ICO?うっ頭が痛く(笑)」
XinFinはまた、XDCEと呼ばれる 1:1の比率でXDCユーティリティトークンと取引できるEthereumトークンを発売しました。これにより、トークンホルダーが柔軟になり、Ethereum NetworkのさまざまなユーティリティDAppを活用できます。
XDCEが発売されたのが2018年2月5日、XDCは2019年6月1日に開始され取引所で1:1で交換することができます。
ICOコインはそのまま消えるプロジェクトが多いですが、XinFinでは進んでいるようですね。余談ですがアンゴ●ウさんのチャンネルで検索したところ●欺っぽい動画がなかったことをご報告しておきます(-_-)/~~~ピシー!ピシー!
3.3「XDCはXDPoSプロトコル上で動作するコイン」→PoSって最近のガチホで必須!?
XinFin XDPoSハイブリッドネットワーク、XDCプロトコルを搭載
グローバルトレード&ファイナンスのための相互運用可能なブロックチェーンネットワークは、貿易取引のデジタル化、トークン化、即時決済を可能にし、効率性を高め、複雑なFXインフラへの依存度を下げ、金融機関の流動性管理の柔軟性を高めることを可能にします。
やっとここまできました。無事ICOを終えてようやくXDCEからXDCへ移行したコイン。以下に公式ホームページの表から第3世代としてネットワークが稼働し始めました。
ネットワーク稼働から1年しか経過していないので、まだまだ始まったばかりです。Ripple社のXRPLedgerが1500TPSなので(公式には最低1500TPSとあり環境によってはTPS向上があると把握しています)
XDPosは「Pos」の派生のためステーキングができるのですが、これに関しては次回書きたいと思います。
(出典:https://xinfin.org/)
4.結論
Twitterから流れてくる「 #XinFin #XDCE #XDC 」タグの意味を調査」しました。いかがでしょうか。r3とパートナーシップをしていることもあり、突如トンズラするとは思えなかったので各ワードについて調べてみました。
次回は、ステーキングについてまとめたいと思います。完全に自分が理解するためのメモになってしまいますが、コメント頂けると幸いです。
5.さとわんの感想
「XinFin, XDCE, XDC」に関する日本語の記事が全くなかったのでお酒を飲みながら深夜のノリで書き始めてしまいました。最後まで読んでくださった方はどれくらいいるか存じませんが、Twitterもやっておりますので感想など頂けると今後の励みになります。宜しくお願い致します。
以上/佐藤香澄(さとわん)
Twitter:https://twitter.com/Kasumi_Sato_JP