人はどうしても変わらない
このドラマが始まったときこんなことを呟いた。
宅間さん、劇作家としては本当に素晴らしいものを書くのに、パワハラ・モラハラが原因で、劇団「東京セレソンデラックス」が無くなったということに半信半疑だったときを思い出す。「夕」「流れ星」「歌姫」など、心をゆさぶる素晴らしい台本だったことを思う。ラスト、劇場全体がひまわり畑になったりね。「くちづけ」は障害者施設の話で好みではなかったけど。劇作家としてはとってもとっても尊敬に値するのですが、劇団主宰者としては、別の顔があると聞こえてくることが数々ありました。それだけ芝居に真剣に取り組んでいるというと聞こえがいいが、彼のせいで芝居が嫌いになったり、二度と舞台に立てなくなったりする人がいたとも聞く。(ってこれってみんなが知ってることだよね?)
ドラマ演出をすると、周りから「カントク」と呼ばれるようになる。自分の思っている世界観を有名俳優たちが協力してくれる。何故か自分も一流になったような気持ちになる。そしてスタッフを下に見始める奴が出てくるのです。ずっといい人のままの演出家も当然たくさんいますが、何故かおかしくなっちゃう人ってのもいるんですよね。宅間さんは劇団でお山の大将に持ち上げられたかと思ったら、テレビ業界でもやっちまったかな。文春なのでそれ自体を全面的に信じようとも思わないが、いかにもなんだよなあ。
とはいえ、ドラマ「素晴らしき哉先生」は面白いドラマであることには変わりがない。人は変わらないんだなーと改めて思う。作品のすばらしさも、こういう記事になってしまうのも。
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