最近飲んだナチュラルワイン-71
「金木犀vs銀杏」のスメル・デュエルな今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。名前に金銀って入ってるとこまでちゃんとライバルなの良いなぁ。ナチュラルワインも金木犀のような芳香から、悪くなって銀杏のような臭みに思わず発する咆哮まで幅広く楽しめるわけで、つくづくこの季節はワイニーな季節ってわけです！
・フランス、サヴォア
・ドメーヌ・ド･ラ･コンブ・オー・レーヴ
・パール2018/シャルドネ(買いブドウ)
超贅沢なエキス。深夜2時の飲み物として適解すぎましたね。
ドメーヌ名は「ドメーヌ・ド･ラ･コンブ・オー・レーヴ」は"夢見る谷"の意。昆布は関係ないのが少し残念。
「アルプス麓の寒く澄んだ空気」っていうインポーターコメントに納得。まさしく冷涼で澄んだ空気を感じさせてくれました。秋口に最高。
ジュラとかサヴォアのワインやっぱ好きだな〜。基本的にはイタリアワインを飲むことが多いわけですが、だからこそフランスで好きなものはとことん執着したくなるわけですよ。イタリアワインに抱くのは博愛、フランスワインに抱くのは憧憬。つまり私は殆どフランスワインのストーカーなのですね(急展開)
・チェコ、南モラヴィア
・ミラン・ネスタレッツ
・ミッキーマウス2017/ヴェルシュリースリング主体
お馴染みのネスタレッツ。このキュヴェは初飲です。
ミッキーマウスが子供の頃のヒーローだったなんて、ネスタレッツ氏はなかなか素直な子供だったのですね..私はネズミ年ということもあったのか、ミッキーマウスをネズミとして強く意識した結果、人間社会では衛生害獣として扱われている動物を可愛いだとかカッコいいだとか思えず、やつはただのネズミだと、世界一有名なただのネズミだと、幼い頃からそう思っておりました。
さて、こんな捻くれた人間に巡り合わせがあるのもワインの面白いところですね。ネスタレッツ、本当に大好きな生産者でございます。
シャイニーアップルジュースのような濃厚な青森りんご感。といっても甘いわけではなくドライです。
あとからネクタリンなどの蜜感やアプリコットを思わせる果実味も押し寄せますが、全体的には落ち着いた印象の、飲みすくも味わい深いオレンジワインです。
これもまた秋口にぴったり。高尾山の山頂で飲みたい感じ。
・スペイン、カタルーニャ
・パルティーダ・クレウス
・チャレロXL2018/チャレロ100%
ミネラル感と生姜感、果実味のバランスが秀逸な一杯。幡ヶ谷「Cyôdo」さんにて。
飲みやすく酸味もしっかりあるので残暑日でも良さそうですが、スモーキーかつジンジャリーなので秋にもぴったり。
なんかこの生産者のワイン初めて飲んだ時に感動して、次に飲んだ時はmehって感じで、でも今回バタボコに美味しかった。どうやら私は左フリックが苦手らしく、バチボコって打てなかったんですけどもちろんバタボコでも伝わりますよね？
ということで本日「ØL LA CABINA KODENMACHO」でプレートランチを食べたのですが、今回紹介した秋口系ワインに合いそうで、同ワインたちを飲んだ1週間前やら数日前やらと今日という日が頭の中でグルグルして、つい最近のことなのにまるで遠い過去の記憶のように混同する感じが、最高に気持ちよかったです。
って下フリックも苦手なんですね私...
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