オフサイトって何のため?新入社員の場合 #10Xアドベントカレンダー2022
本記事は「10X アドベントカレンダー2022」の12/10の記事です🎄
この記事では、入社したばかりの私が「オンボーディング中の課題に対して、オフサイトがどのように有効だったか?」新入社員の目線として新鮮な記憶のうちに書き残しておきたいと思います。
こんな人は読むと役に立つかも😌
今入社して1〜2ヶ月の新入社員の方
チーム内に新入社員がいて、サポートをしている方
オンボーディングの仕組みを作っているHR関連の方
簡単に自己紹介
初めましての方も多いと思うので、簡単に自己紹介します。
自己紹介サマリ
2022年11月より10Xに入社。これまでのキャリアは、新卒でSIerでのPjMからスタートし、事業会社での法人営業・法人CS・ディレクター(開発&コンテンツ)と移り変わってきました。読書と街歩き、韓国ドラマが好きです。
なぜ10Xに入ったの?PdMでどんなことしているの?等は今回は割愛。(今後公開される10XのPodcastでお話しします🎙)
好きなスーパーとおすすめ商品
ライフが好きです。2022年2月にオープンしたビオラル下北沢駅前店は行くとテンションが上がります。街歩きラバーとしては、その後まっすぐ歩いてBONUS TRACKの本屋さんB&Bに寄ってからコーヒーを片手に、silent影響で大人気の世田谷代田まで散歩したいっすね…
ライフプレミアム「そのままでもおいしい食パン」がお気に入りで、私はトーストして食べるのが好きです。
前段が長くなりました。本題へ。
フルリモート新入社員と、人のネットワーク作り
10Xは居住地に関わらずリモートワークが可能なワークスタイル。入社して最初の座学研修で2日ほど出社がありましたが、基本的にはフルリモートでオンボーディングを行っています。
全社共通のプログラムが計5営業日ほどあり、アサインされている事業部の業務も並行してスタート。私含め5名が同じ入社日だったため心強かった🤝
全体で約100名の組織に拡大しているフェーズです。
メンター&マネージャーと密に連携をとりながら業務を進めていきます。ドキュメント化・仕組み化が進んでいることは会社の大きな特徴だと思っていて、過去の経緯などは割と追いやすくなっています。
ドキュメントをベースに、口頭でも関係する人と対話しながらプロダクト・事業の理解を深めていきました。
徐々に場にも慣れた入社2週目、ドキュメント、1対1の対話だけでは難しいと思うシーンも出てきました。例えばこんな疑問が湧いた時。
色々な人に1on1をお願いする取り組みもやってみたのですが、個人的な性質なのか「議題とゴールがない1対1の場」は緊張してあんまり聞けないことにも気づき、どうしようかな〜と思っていました。
(逆に業務が進んできた入社2ヶ月目現在は、ヒアリングしたいテーマがあって+αで雑談するのがちょうどいいと感じる👍)
もちろん、会社の中の全容を把握することはできないし、把握すること自体目的ではないのですが。
短期的に目の前のタスクに取り掛かりたい焦る気持ちもありつつ、働く上でのベースづくりには人のネットワーク作りが必要かもと思い始めました。
そんなタイミングで訪れたPdMオフサイト
PdMチームは私を含めメンバーが増えたタイミングでもあり、相互理解・プロダクトビジョン議論を目的にPdMオフサイトが開催されました。
これが入社から2週目のタイミングでめっちゃ好機だったというのが今日の言いたいことです。パワフルで朗らかなPdM Taeさんが企画進行😊
コンテンツその1 ドラッカー風エクササイズ
午後の半日を使って2つのコンテンツを進めていきました。1つ目は「ドラッカー風エクササイズ」と言われる、書籍「アジャイルサムライ」で紹介されている手法で相互理解を深めます。
自分が大切にしている価値
こんな風に仕事するのが好き
チームメンバーは自分にどういう成果を期待しているか?
3つについて付箋に書き込み、それぞれ発表し→自由に話す流れ。
付箋に書く内容が抽象度高くなるので、自由に話すタイムが重要。それはなぜ?具体的には?共感・意外などの感想、をポツポツ吐露するプロセスによってお互いの仕事の価値観を理解していきます。
この「ポツポツ吐露」時間が意外と重要で、何かを決める議論ではないし、沈黙して間があくのも大事な時間なのでオフラインの方が有効だと感じました。
ちなみに"許可より謝罪"という概念は初めて知ったので(有名なんですね!?と驚いた)、メンバーの理解が深まると同時に、自分自身が「事前の合意形成を大事にするべき場面とそうでない場面」を使い分けながらスピードアップしたいと思うきっかけにもなりました。
参考:許可より謝罪(けんすう日記)
コンテンツその2 プロダクトビジョンを考える
後半はプロダクトビジョンに関する議論。目的はプロダクトの方向性をPdMチームでまとめ、PR観点も含めた全社議論につなげていくことでしたが、相互理解にも役立ちました。
Roman Pichlerが提唱している「プロダクトビジョンボード」を活用。
StailerはBtoBtoCのプロダクトなので、toB(小売パートナー)・toC(エンドユーザー)両方について2枚、事前に書いて持ち込み議論。
10Xはマトリクス組織体制をとっており、プロダクト全体を考えるチームと、小売パートナーそれぞれに向き合うチーム2つが交差しているのですが、自然に過ごすと横の状況が見えづらい(自分の担当外パートナーが見えづらい)課題もあります。
「プロダクトビジョンボード」を持ち寄ると、担当パートナーが重視していることは何か、具体的なエピソードとともに知ることができ、メンバーと、その人が見えている現実を知るのに役立ちました。
私が好きな「他社と働く-『わかりあえなさ』から始める組織論」という本で紹介されている考え方なのですが、「人によって見えている現実は異なっているという前提に立つ」のが仕事をする上で大事な出発点だと思っています。不要な対立を避け、対話しながら仕事を進めたい。
難しいことなので、この本は何度も本棚から引っ張り出して唸ります。(オススメ本です)
まとめ
リモート環境におけるオフサイトって、課題と目的の設定が大事だなって思っています。そこが曖昧だと「リモートでもよかったのでは?」「移動めちゃ疲れた割には〜」と思ってしまうことも…。オフィスで働く前提の時代からの大きな変化ですよね。
入社後のオンボーディングでのチームオフサイトは、人のネットワーク作り、特に以下の点で有効だと私は感じました。
一緒に働く人の価値観を互いに知る🤝
パラレルに動いている人から見えている仕事の認識・状況を知る🤝
上記のプロセスで、沈黙や着地のない議論を許容するのはオフラインのほうが向いてそう
PdMオフサイトは総じて真面目な会だったので、その後みんなで飲んだお酒が美味しかったです。でも本編にもっと遊びを入れたい〜!という感想も出ていました。
次回開催時は面白系チームビルディングも企画したい!目的とセットですな。
最後に 「Culture」の役割と採用のこと
働き始めて、イシューに向き合ってとっ散らかりながらも、沢山助けてもらい業務に慣れてきた1ヶ月目でした🏃🙏
組織が大きくなるにつれ、カルチャーの維持(と進化)は非常に重要だと思っているので、自分も寄与できることはなんだろう?と考える日々です。
そんな大事なミッションを担うCultureチームの1人目がちょうど募集となっていますので、興味のある方は是非見てみてください😊
最後まで読んでいただきありがとうございました!
明日12/11はパワフルで朗らかなPdM Taeさんです🎄
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