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論文試験が苦手な私が、書くことへの不安を解消できた本
読めるようになったが、書くのが苦手だった
三色ボールペン法で文章を読むことはある程度自信を持ってできるようになっていました。
しかし、書くことが苦手でした。アウトプットが不得意だったのです。
日本語なのに苦手意識がとてもありました。
何を意識すれば正しい日本語なのか分かっていなかったのです。
情報処理技術者試験の論文でも最初は返り討ちに遭い、生まれたての小鹿のようになってしまいました。
「日本語で書ける」とはどのような状態か、悩みました。
文法や表現が気になりますが、問題の解決にはしっくりきませんでした。
文や文章で「論理」を大事にする
そんな時に書店で出会った本が、出口先生の論理本です。
『出口汪のメキメキ力がつく現代文 ライブ1』(出口汪著,小学館)
『論理的なコトバの使い方&文章術 頭をスッキリ整理するスキルが身につく!』(出口汪著,フォレスト出版)
文や文章の論理を大事にする考え方で、文の主語と述語を要点として考えるところから始めます。
文法や表現は論理に関係のあるところだけをまず扱うので分かりやすいです。
論理がはっきりしているのでそれに従って読み書きできます。
私の中で日本語を読み書きするときのルールが明確になる体験でした。
なお、この内容は大学受験の現代文の範囲です。
大学受験で力を磨いた人はできるはずの内容だと思います。
私はこの「論理」というルールを出口先生の本で社会人になってから学んだのでした。
「ストーリー作文」で文章を書きまくる
当時、仕事でそれほど長文を書く機会がありませんでした。
日記形式で書こうと思ってもネタが浮かびません。
出口先生の本から学んだ書き方を実践する機会を探していました。
そこで書店で出会ったのが、「ストーリー作文」でした。
『「本当の学力」は作文で劇的に伸びる』(芦永奈雄著,大和出版)
学校の作文が嫌いだった人が読むと目から鱗です。
私のように、作文で何を書けばよいか分からなかった人向けになります。
日常思いついたことや出来事を「ストーリー作文」で手帳に書いていきました。
ストーリー作文形式にすると、身の回りの出来事で長く書けるようになるので書くネタに困らなくなりました。
慣れてくると、自分なりの方法ですが、右側のページに絵や図を描き、左側のページに文章を書くようにもなりました。
イメージと文字を互いの表現で出力できるような訓練になります。
こうして日々書きまくることで、書くことの苦手意識はなくなってきたのでした。
別にいつもすべての文章で論理力が使えているわけではないが、必要な時に使えるようになった感じです。
論文試験に受かるようになった
すっかり書くことへの苦手意識はなくなり、論文試験に受かるようになりました。
ところで、今の時代は、書く力が昔と変わらず求められる時代だと思います。
メールやチャットが身近になった分、書く力を使う機会はむしろ増えているかもしれません。
仕事でも書く力を含めた日本語力は大事です。
読んでちゃんと理解する
理解したものを言葉で分かりやすく表現する
この能力があれば、IT社会においても活躍できる業務がたくさんあると私は実感しています。