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高1クライシス、更年期クライシス 3 

毎朝、肝がふにゃっとした感覚で青い気持ちで目覚める、と心の友に話したら、赤い食べ物がいいらしい、と返事をもらった。トマト、鮭、スイカ。赤い気持ちになった。ヨシタケシンスケさんも、力がでないときは、ホットドックがいいらしい、というイラストを描いていたな。

今朝、夏休みがあけて数日休んで、昨日は登校した息子、7時だよと部屋をのぞくと、疲れた、眠い。と珍しく気持ちを話した。そうか、やっぱり無理だったか、と内心、肝にふにゃっと応えて、少し座ってみた。すると、何?と不機嫌そうにきく息子。あーどうしたいのかなーと思って。と答えると、気持ちを察したのだろう、うるさい、あっち行って、とはねられた。出勤にトボトボ歩き始めた。携帯を忘れて取りに帰り、再び歩きながら、ああ今日も行かないか、やっぱりアウトなのかという弱肝な考えと、ああ、あの時、カウンセラーさんがいつも私にやってくれているように、疲れたのかー、眠いのかーと繰り返しの言葉をかけてあげればよかったなぁー、折角気持ちを言ってきたのに、と気の毒な弱肝の想いが交差した。

電車では眠りこけた。そういえば昨晩、娘からいびきでうるさいと寝ている間にいわれた気がするな、と思い出した。夏が私から奪った体力気力、夏休みが息子に与えた体験、私に与えた睡眠。

そう、昔からの心の友が教えてくれた、囲碁アプリを電車でやってみた。これは私のすきなやつだ。単純で、ちょっと脳みそを刺激する。これはいい。テトリス同様、やれるやつだ。ありがとう、アプリ開発者と心の友。

眠る前には樹の図鑑をみることにしている。今日は白山木。常緑だが白い花を春に咲かせ、秋には赤い葉をつける、丸みのあるシンメトリーな形の季節感がある樹。

昨日は歩きながら市役所に電話をかけて、離婚届を元夫が出した際に、自分の姓が変わらない届出を出しているか、聞いてみた。ぼんやりとしか言えないが、大丈夫だと思いますよ、と担当者が親切に言ってくれ、虚脱感と安心感で残りの道を汗かきながら現地に向かった。

モノレールからみた樹は、風にあおられながら、一本一本違う形で、違う葉っぱで、何とかすっくと立っていて、えらいなぁ、と映った。

仕事では、10人位のWebミーティングを3時間近くやった。お題は無理難題。キーマンの方は、私の発言に一つ一つ噛みつく。私のおどおどした言い方も理由だろうが、女性蔑視も入っていると踏んでいる。社内の面白いおじさんが終了後電話で、面白くない映画をみちゃった感想をいいたくなるようなもんですよね、と言っていて、笑った。心のお助けマンに感謝。

帰路、母との電話で、息子、学校遅刻でいったみたいだよ、弁当たべてて夜帰ってきたよ。と聞いた。木のように、自生しているのかも、と肝が少しまっすぐになった。白山木の葉のように、肝の濃淡、色々ある時々、今から眠る。眠る間は、雑念と懸念から切り離される。朝起きれるだけでありがたい、一日の始まりにときめく、なんていう日が来るのか、藪の中だけど、晩夏の一日を終えた自分に一つ終止符。おやすみなさい。

#夏の1コマ  

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