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青年海外協力隊のナミビア生活、その26[男子生徒と女子生徒]

ナミビアというアフリカ南部の国で理数科教師という職種で、青年海外協力隊の活動について日記を書きおこしている。ただし、2008年の話。

一部、追記もあるよ。
タイトル画像は、学校の給食(寮のお昼ごはんというか)。


【5月18日】日曜日

- 水

朝起きると水が出た。
なので、料理。

・ニンジンとキャベツのスープ
・ソーセージ、オニオン、ブラウンマッシュルームの炒め物
・ブラウンブレッドトースト
・スライストマト
・キウイフルーツ
・Five roses tea

でも、昼には止まりだしたし、夜も止まったまま。
うーん・・・。


- 男子生徒たち

昨晩に「N$0.5をくれ」と言ってきた低学年3人組のうちの2人が午前中に来た。(日本円にして、10円もしない程度)
実は、昨晩、生徒たちによる音楽・ダンスのイベントがあって、「その入場料が払えないから、くれ」、と頼まれて、「ただじゃだめ、仕事しなさい」、というやりとりをば。
 → ただであげると、他の生徒も聞きつけて、くれくれくれくれってなる


後で分かったけれど、Half dollerとFive dollerを聞き間違えていた。
 → N$5だと75円くらい。
まぁ、結局、スピーカの不調で、イベントは中止となったらしいけれど。

で、その2人が掃除にきたというわけ。一人は体調不良か何からしい。
軽く掃除していった。
水が出たならば、モップがけもしていたところだけれど。
私が言う以上にちゃんとしようとしてくれる。
でも、物をどかしたりしての掃除は苦手っぽい。たぶん。

あと、普通に、「油をくれ、実験で使うんだ」という生徒が乱入。
ちょうど、芋ケンピを作ったときの油があまっていたから、それをあげる。

で、ついでに、遊んでいく生徒。
私のデジカメで撮影大会。


- 女子生徒たち

午後に女子生徒3人組がきた。
洗濯を手伝ってくれたメンバーだ。

やはり私のデジカメを使って撮影会。
そうそう、午前中の生徒たちもそうだったけれど、合気道の道着を着まわしての撮影会。
というより、小道具使っての撮影が大好きみたい。
モデルになりきる遊びのような感じ。

いろんなポーズとったり、冷蔵庫あけて撮ったり、携帯電話かけながらとか、帽子かぶったり、本読みながら、とかとか。
へぇーーーーーって感じで、遊びに付き合った。


- 授業準備

1週間分の授業準備をしようとがんばる。
何しようかなとか、どんな流れにしようかな、ってのは、比較的すすみやすいんだけれど、一番時間がかかるのは、演習問題を作る作業だ。
こればっかりはどうしても短縮できない。

今から作らなきゃなー。



【5月19日】

- 水タンク復帰

水タンクを奪う人と再会。
私が金曜日出かけていたからだ、と言われる。
けれど土曜日に戻ってきているし、土日とても困ってたんだぞ、と伝えておいた。

そしたら、夕方に戻ってきた。
2つのタンクのみ。
1つ減っちゃった。
どうにかして増やしたいなぁ。
どこかで買えるのかなぁ。


- シラバス

途上国といえど、ナミビアにもちゃんとシラバスがある。
あまつさえ(失礼)、ちゃんと主担当の先生が精査したものが、さらにある。
そのちゃんとしたものがあるのなら、早く渡してくれたらいいものを、なかなか渡してくれない。

ようやく本日、手に入ると、思ってたんと違う。
必死で準備していたTranslation(図形変換)は最後で良いそうで、まずはProbability(確率)なんだそうだ。
昨日、必死でTranslationの演習問題作ってたんだけどなー。

うーん、1週間くらいゆーっくりと授業しながら、準備しても良かったかもしれんなー。
ゆっきーのアドバイス、あたってたなぁ。
# 1週間くらい自己紹介してたほうがいいかもよ。って先輩隊員のゆっきーがアドバイスくれてた


- National Standard

直訳するなら、国基準、いやナミビア基準かな。

National Standardだという、いろんなフォームが配布された。
ちゃんと職員会議を14時から開いて説明。

いろんな欄があって、管理者好みのフォーム。
それは、つまり、現場からしたら面倒くさいだけのフォーム。
もろに上層部からの視点のみで作成されたことがわかる。

現場からの不満点をまとめて、上層部にフィードバックするべきだと思うんだけれど。
こちらの会議って、口頭だけみたい。
黒板つかって説明したり、議論をまとめたらいいのに。
ていうか、そう思った私がやるべきなんだろうな。
でも、それほどまだ英語力が強くないのと、まだ慣れていないのでまた今度。

そのうちに、会議進行役をやって、よりいっそう建設的なものを構築したい。
→結局、これできなかった、、、、


あと、フォーム自体は、ナミビアが発展していってるんだなぁと感じた。
先進国においつこうとしている。
現場の先生方としては、よりいっそう忙しくなる、と不平不満。
会議後に、隣の席の先生なんて、烈火のごとく私に愚痴ってきたし。

「先生の数は増えないのに、給料も増えないのに、仕事だけは増える。
午後の時間がどんどんへる。家族との時間が減るじゃないの。」
→これ、まさに日本、、、?

今後、実際の状況を観察しよ。

朝礼があって、授業をして、合間に授業準備をして、昼間に水くみしといたり、午後は、会議に出て、終わったら、Extended(ハイレベルクラス)の授業をして、と。
なんか、もう1ヶ月くらい経った気分。

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