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青年海外協力隊のナミビア生活、その25[マイナスの計算と水タンクとお洗濯]

ナミビアというアフリカ南部の国で理数科教師という職種で、青年海外協力隊の活動について日記を書きおこしている。ただし、2008年の話。

んで、ようやく授業という隊員活動ができるようになって、、、、

【5月16日】

- 3-(-3) = 3+3 = 6

そういう授業の日。
マイナスとマイナスがプラスになるのだ。
これはつまづくポイントであるが、たいていの日本人はできるようになる。
中学校でやる。

さておき、重要なポイントなので、トランプカードを使って授業してみた。
黒(スペード、クラブ)はプラスのお金で、赤(ダイヤ、ハート)は負債・借金のお金とした。
で、1枚カードを引いて、その合計を聞く。
そうすると、とても反応が良い。
そして、答えもけっこうあたってたりする。

お、いいじゃんいいじゃん。

ってこで、練習問題をば。
4-(-2)= とか -4-9= とか、おりまぜて。

そしたら、
-4-9= 13
と。

あれ、マイナスの符号が・・・??

しかも、正解を出している生徒も電卓便りのような感じ。
電卓の使い方をマスターしているのは、ここナミビアでは良いことだけれど、ちゃんと概念も理解する必要があるわけで。
あれだけ良かった反応や正解はいずこへ。


もう一回説明する必要があるなぁ。


- 学生教師

教師の卵が、来週から授業をする。
ただ、それがいつまでなのか、まだわかっていない。
でも、今日 彼女の自己紹介で、ぼそっと、till August って。
って、2学期全部じゃん!

もう1回、マイナスとマイナスの話をしたかったんだけれど、次の授業では、マイナスの数の掛け算に入る、と。
補講してもいいんかな。
補講したいな。

ていうか、その練習問題用のノートをチェックすると、そもそも、-1-2= の計算がわかっていないように思える。
以前の授業の問題かも。
やっぱり補講が必要だなぁ。
一人一人みてあげたいくらい。


- 水タンク

とある先生か、秘書の人かな。
「水タンク3つあるでしょ? もってこーい、いれてやるいれてやる」、と。
すっげー親切!
そう思ってダッシュで、水タンク3つもっていった。
「よーしよし。2つはあんたので、1つは私のね。」
あ、1つとられた。

でも、まぁ、空のタンクがあってもしょうがないし。
2つFullになったら、上等。

「後でもっていくから、待ってな」
後っていつだろ? いまだにこないけれど・・。


【5月17日】

- Wedding home party

昨日(5月16日)は、タンクはそのままに、Ongwedivaへ。
ケニア人の結婚パーティがあるというので、それに参加。
なかなかに楽しいホームパーティで、新郎(ケニア人男性)にプロポーズを聞いたりしちゃいました。
新婦のどこが好きだと聞いたら、「Everything」だと。
いやー、実に良いことです。

新婦に、新郎のどこが好きだと聞いたら、「He is always very cheerful」だと。
いやはや、新婦は白人ですが、ナイスカップルでした。

で、そのままOngwedivaに宿泊。
(Ongwedivaは、私の任地Ondangwaから車で40分くらい。そこに協力隊員が、先輩二人、同期二人がいるのだ)


- Oshakatiへ買出し

そして流れでOshakatiへ買出しに行ってしまう。
野菜とか肉とかいろいろ買ってしまった。
(OshakatiはOngwedivaから10分くらい。大きな街)


- 生徒とお洗濯

Ondangwaに戻ってきてみると、私のおうちは水が止まったまま。
トイレのタンクもたまっていないので、ずっと止まったまま。
しかも、水タンクもないし。
いよいよ協力隊っぽくなってきた。

隣接する女子寮は水がでるみたいなので、そこで洗濯をしてみることに。
# 私の住む教師寮が女子寮の一部と表現したほうが正しいかな。
洗濯をしていると、すごく注目の的。
ただ洗濯しているだけで、めっちゃ観察される。
でもまぁ、いっか、と開き直ってお洗濯。

そしたら、洗濯指導してくれる女子生徒が。
こうだ、とか、洗剤がたりない、もってこい、とか。
しまいには、まぁみてな、と、てきぱきと3人で洗ってくれました。
いやぁ、助かる助かる。
魔界村のアーサーよろしく、イチゴのトランクスとかもあったけれど。
# ちなみに、アーサーは白地にイチゴだけど、私のは黒地。

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- お礼に芋ケンピ

してもらっただけではアレなので、お礼にSweetsを作ってあげることに。
芋ケンピの味を、ナミビアではどう反応されるかも試したかったので、ちょうど良い機会。
そしたら、作り方を知りたいので、と、これまた、一緒に作ったり。
まぁ、さすがにメインは私が仕切るんだけど。

サツマイモはかなり日本のものと同じではないかと思っていたんだけれど、なんかあまり固く揚がらない。
油が悪いのかなぁ。
でもまぁ、最後にはいちおうそれっぽいのができました。

味見させてみると、けっこう好感触。
いけるぞ、芋ケンピ。
英語名は何にしよう?
サツマイモは、sweet potateだけれど、、、。
fried potateだと別物だし。
suger potateが妥当なところだろうか。

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