パイオニアでちゃんと勝てるチャンドラ バーンを組みたいと思います
3人の息子たちと親子でマジック:ザ・ギャザリング(MTG)を楽しんでいます。それなりの期間、デッキを組んでプレイしていると明確に息子たち一人ひとりがデッキを組むときに、性格や個性がデッキに反映されてきて面白いものです。
長男はいわゆるTeir 1デッキを嫌います。みんなと同じデッキを使うよりも面白いコンボやコンセプトを採用して勝つことを好みます。その結果、勝率が低くなってしまうものの、たま〜に環境を無視した激強デッキ(趣味の範囲は超えない)を生み出します。勝てなくても自己表現できているので十分楽しいようです。
次男は好きなカードやコンセプトを見つけて、それを活かすことを前提としたデッキ構築をします。Teir 2やTeir 3のアーキタイプを選ぶことが多いように思います。MTGアリーナを使っていろいろなカードを試すので、一般的なリストとは一味違うカードを採用していているのは見ていて面白いです。
三男は緑をこよなく愛しています。どデカいクリーチャーを叩きつけること以外にはほとんど興味を示しません。緑単か赤緑での構築がほとんどです。緑ではありませんが、M21の《群れを導くもの》が大好きなのでワンコデッキを組めるように新しい強い犬クリーチャーが出るのを心待ちにしています。
家族でずっとスタンダードをプレイしていたのですが、近年のパイオニアの盛り上がりで興味を持ったことと、いつも通っている店舗のFNMが月1でパイオニアで開催されることになったことで私自身と一緒にパイオニアFNMに参加したいという次男のデッキを組むことになりました。自分用にはいろいろなデッキを試したのですが、最近はアマリアコンボ/探検アブザンを握っています。次男にどんなデッキを組みたいのか?と聞いたところ、返ってきたのが「チャンドラ・バーン」というデッキコンセプトでした。
次男はMTGを始めた当時にスタンダードに存在した灯争大戦の影響でお気に入りのプレインズウォーカーが何人かいますが、そのうちの1人が今回のテーマにもなっているチャンドラです。M20でチャンドラがフューチャーされたことで、当時のスタンダードで大量のチャンドラを採用した「チャンドラ・バーン」や「チャンドラ・ファンクラブ」と呼ばれるデッキが組まれた実績があるというのを息子は覚えていて、それをパイオニアで再現したいということでした。
チャンドラは機械兵団の進軍時点でプレインズウォーカーカードとして最も多い20種類が登場しています。パイオニアではそのうちの15種類が使用可能です。
紅蓮の達人、チャンドラ [M14/M15]
炎呼び、チャンドラ [OGW]
反逆の先導者、チャンドラ [KLD]
紅蓮の俊英、チャンドラ [KLD]
勇敢な紅蓮術師、チャンドラ [DOM]
炎の職工、チャンドラ [WAR]
新米紅蓮術師、チャンドラ [M20]
炎の侍祭、チャンドラ [M20]
目覚めた猛火、チャンドラ [M20]
炎の憤怒、チャンドラ [M20]
炎の心、チャンドラ [M21]
炎の触媒、チャンドラ [M21]
勝負服纏い、チャンドラ [VOW]
希望の標、チャンドラ [MOM]
チャンドラプレインズウォーカーの能力は火力、赤マナ生成、衝動的ドローが多く、カードの方向性が似ているので大量のチャンドラを採用してもデッキコンセプトに一貫性を持たせやすいのが強みです。プレインズウォーカー以外にもクリーチャーやインスタント、ソーサリー、アーティファクト、エンチャントで「チャンドラの〜」というサポートカードが多いのも、このデッキを組む上では追い風と言えそうです。(本当か〜?)
ということで、まずはデッキを組んでみます。プロトタイプのデッキということで採用カード、採用枚数の考察が粗いのはご了承ください。
デッキリスト
パイオニアで使用できるチャンドラ15種類のうち、実際に採用したのは7種類18枚です。3マナ域が8枚、4マナ域が6枚、5マナ域が2枚、6マナ域が2枚と、わりとバランスよく採用できたのではないかと思います。
タイプ的にはバーンデッキになると思うのですが、重ためのカードを採用している影響でコントロールっぽい動きも必要になってきそうです。そのため、チャンドラ本体以外にも単体・全体火力カードを採用しました。アーティファクト対策も兼ねて全体火力は《兄弟仲の終焉》を採用したいところではありましたが、火力がプレインズウォーカーにも飛んでしまい、自分のチャンドラに被害が及ぶため、替わりに《神々の憤怒》を投入しています。とりあえずアーティファクト対策はサイドの《削剥》で。
大量のプレインズウォーカーを採用していることで、フラッシュバックで唱える《夜を照らす》は忠誠度カウンターがそのまま打点になるので、かなり強く使えそうで楽しみです。《炎の職工、チャンドラ》の常在型能力で取り除いた忠誠度カウンターが追加ダメージになるのも期待大のシナジーですね。
6マナ域まで採用しているわりには土地は21枚と絞っています。チャンドラ用のマナクリーチャーを採用していることと、一部のチャンドラが赤マナ生成能力を持っていること、複数枚の同種チャンドラが手札で腐らないように《チャンドラの調圧器》でルーティングすることを前提としているためです。アグロ対策として少しでもライフを回復したいということでプレインズウォーカーが戦場に出るたびに1点ライフゲインする《次元間の標》を採用しています。事故らないことを願うばかりです。
今後、プレイしながらリストを調整していこうと思います。
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