見出し画像

論理的思考とは、行きつくところ、言語化能力のことである(キリッ!

みなさんこんにちは!スタンス古田です。
今、お盆休みでこのnoteを書いています。4月からあっという間に8月…。
今年は対面研修が増えたため、結構忙しく過ごさせていただきました。
若い時は、休みなんていらねー!なんて思っていましたが、お休み大切です。。頭と心を空っぽにすることで次の欲求が沸くのを待つのは、非常に大切な時間だなぁ。

さて、今回はCGCモデルにおける事前・事後課題(論述レポート)を、今期はのべ約500~600本くらい読んでいて感じたことを書きます。論理的思考とは?というお話です。
ちなみに、↓CGCモデルとはこちら↓

仕事をしていくうえで間違いなく必要な能力の一つである、論理的思考。
人によってとらえ方が異なるので、あっている/間違えているということは関係なく、自分なりに感じたことを書いてみます。
さて皆さんにとって、論理的とは何でしょう?
どういう状態であれば、論理的といえるのでしょうか?

自分のことは棚にあげて書きます〜。
テッテレ〜!

▼論理的とは、思考のフレームワークを知っていることなのか?

よくお客さんから言われることや、研修のアンケートで書かれていることは、思考のフレームワークを伝えたい、知りたい、とのこと。
ん?フレームワークを知っていることが大切なのだろうか、僕はいつもここで疑問符がつきます。フレームワークの種類を知らないよりは知っている方がもちろん良いですが、知っていることが大事なのではなく(はっきり言ってググればよい)、そのフレームワークに何の情報を入れて考えるか、のほうがはるかに大切だと思っています。極論、20のフレームワークを知っているより、3~5のフレームワークを使いこなせるほうが(僕は)価値が高いと考えています。

▼私が考える論理的とは?

じゃ、僕が考える論理的とは何か。以下はあくまで僕の解釈です。
それは、①具体と抽象の行き来ができること(縦の深さ)、と、②ストーリーライン(横のつながり)アンド条件で整っている、と捉えています。その面積の大きさ、もしくは密度の濃さのことをイメージしています(ちなみにマジで賢い人は、密度の方ね)。読み手や聞き手のレベル感にも依存しますが、僕はココを大切にしています。

▼論理的思考力とは言語化できる力

いくら構造や大枠をざっくり理解しても、そのフレームにどのような情報を入れ込むかによって出来栄えが全く異なります。多くのレポートを読んでいてすごく感じたことです。
結局何が違うのか?それは、その人の言語化する力ではないでしょうか。

・私はこう思う。その理由は?根拠は?
・いつ起こっているのか?そのファクトは?その情報ソースは?
・どのように実施をするのか?リソースは足りるか?今後の予測は?

など、常に自問自答しながら思いや考えを自分の中で客観視したり批判したり、もう一回考えたり。このようなプロセスを経て言語化し、それをつなげていく。
根本はココ。考えることは実は結構大変で苦しいんだけど、ここをしっかりやらないと相手に頭で理解してもらえない。
しっかり考えれば、そこに熱量が出てくる。だから相手の心に響く内容になってくる。たとえ論点が一部ズレていても、熱量があればカバーできる(熱量だけではダメだけど)。

我々の研修では、あえて非常にマニアックなフレームワークを用いることがあります。それは、フレームワークを使うことで思考の整理ができることを実感してもらう(抜け漏れが極端に減る)ことを狙っていますが、それ以上に、本当の思考力があればどのようなフレームワークでも割と容易に使いこなすことができることを体感してほしいと願っているからです。

▼思考力が高い方の特徴/属性

はこんな感じ。
・文章をしっかり読む。文章をしっかり書く。話をしっかり聞く。言葉を選んで話す。
・すぐに言葉を発しない。瞬間で理解を心がけているので少し時間の間がある
・表現力、表現方法が巧み。レポートのデザインとかに依らない。小説を読んでいるかのように、スッ、と入ってくる。

ちょいと話を聞いてみると、
・学生時代に勉学に打ち込んだ経験がある。
・大学名は関係ない。理系文系なんてもっと関係ない。
・もしくは社会人になってから寝食忘れて仕事に集中した経験がある。

▼研修を行っていて気づいたこと

はこんな感じ。
・鍛えれば間違いなく思考力向上する。ただし、アウトプットベース。
・反復はすごく大事。
・”ぐっ”と長時間考える思考の体力も必要。
・ただ、アンケート満足は低く出る可能性が高いw。

まぁ、本当に論理的思考を身につけてさせたいのであれば、一回の研修やe-ラーニングでは結構難しいんじゃないかなぁ…

いいなと思ったら応援しよう!