謙遜は時としてコストを増やす（体験談）

こんにちは。

今日は珍しく遅めの更新です。

今日は失敗した話からいろいろ考えようかなと。

僕のコミュニケーションスキルって、本当に偏りがあるのでちょっと変なやつだなと思われるかもしれませんが実体験なので観ていってください笑

これは僕がジャグリングの世界一になりたてで、
ようやく生活が安定してきたころの話です。
（１０年くらい前）

ある日交流会でお茶をしておりました。

相手（以降はＡさんとします）

Ａさん「あなたは何の仕事をしているの？」

ぼく「ジャグリングっていうパフォーマンスをやっています。まだまだ
学ぶことも多いですが楽しんでやっています。」

Ａさん「やっていけてるの？」

ぼく「いやぁ、直近の大会で結果でたりはしましたが。
まだまだ勉強中で、うまくいかないことだらけです。」
（世界一なりましたとかいきなり言えないからこのくらいがいいかな、
逆に世界一の人という理想像からは今の僕は程遠くて、
世界一と胸張って言えるまでまじで大変）

Ａさん「（ふーん、結果も出てないアマチュアか学生さんかな）あなたは誰のためにパフォーマンスをやっているの？」

ぼく「んーーー、そうですね、究極的には・・・・自分のためですね」

Ａさん「パフォーマンス業ってサービス業みたいなもんでしょ！？そんな人が、お客様のためにという気持ちでやっていないなんて！！！！どうしてそんなことが言えるの！？」

Ａさん「もっとお客さんのためと思ってやればいい結果はついてくるはずよ！！！だからあなたはそんなに成功しないのよ！」
（説教アドバイスモード突入）

ぼく「はい、すみません・・・」
（あなたの想定ほどうまくいってないわけではないですがなか伝わらんやったな・・・）

ということがありました。

私の反省点はかなりあると思います。

１つは

「究極的には、自分のため」

この文章が説明不足かなと。

お客さんのためと思って働く自分に楽しみややりがいがある、
なので究極的に人はボランティアだろうがなんだろうが、
人は自分のために動いている

と思っているので、
私もお客さんのために働いている
という点で相手と同意見のつもりでした。

それよりもこれが言いたいことなんですが、

一番の問題は

私の言葉をよく考えてもらえなかった事

だと思います。

「究極的には、自分のため」

という言葉が伝わらなくても

適切な信頼関係があれば、

「それってどういうこと？」

と詳しく聞いてくれたはずです。

私の身なりや発言内容、それまでのすべてから

「発言を深く考慮する必要のない人物」

と捉えられたのが原因かなと思います。
（なんだか必要以上に心配された感じ）

これは私がめちゃくちゃ悪いと思います。

相手に

「経験値、実力的にこのくらいのアドバイスが適切そう」

と思わせるのは大事かなと。

「私は現在このくらいの人です」
を

衣服や振る舞い、発言内容等すべてで相手に提示すべきです。

そして過度な謙遜は時としてその見積もりを狂わせます。

先ほどの例でも
たとえば私の発言がスティーブジョブズだったら。

スティーブジョブズ「究極的には、自分のため」

Ａさん「おお！！なんか深いことを言っている、よく考えてみなきゃ・・・」

ってなるなと。

なので、自分の実力を

可能な限りそれ以上でもそれ以下でもないようその通りに見せる

というのは大事かなと。

あ、当たり前ですが

当時の私はスティーブジョブズ並みの成功者だ、
うおおおおおお言葉の意味を考えろ！

と言っているやばいやつではないです。

相手だって

「それは知ってる、やったことあります」

みたいなことをわざわざアドバイスをしたくないわけです。

謙遜しすぎないことはお互いのため

なんじゃないかなと。

あ、

そういえば漫画のキャラとかはギャップで魅力的に見せたりはありますよね。
そのシーンとかでもわかるかと思います。

一見弱そうなおじいちゃんが実は達人みたいな流れ

そういうキャラの登場時は決まって勘違いな会話をしています。
主人公「爺さん、あんたあぶないから隠れてろよ。俺がまもってやるから」
じいさん「・・・・あぁ頼むよ（実は主人公より強い）」

ーじいさんが実力を披露ー

主人公「なんであんたあんなに強いのに黙ってたんだ！！」
じいさん「お前さんを試すためじゃよホッホッホ・・・」

みたいなｗ
物語的には面白いですが、

現実のコミュニケーション的にはコストがあがってしまいます。

実は達人おじちゃん現象はあまりよくない！

とにかく、

自分はこういうことを考えていたり、このくらいの経験はあるような人物です

と正確に示すことが必要かなと。

（それも訓練が必要ですよね）

恥ずかしい失敗談でしたが、
今ではかなりありがたい経験だなと思っています。

僕はどうやら他人と比べてかなり完璧主義のようで
「（理想像まで）まだまだ全然です」
みたいなことを言いすぎているかもしれないです汗

一見美徳ですが、相手にとってはコストかも？
と思った次第です。

みなさんはどう思いましたか？

それでは。

補足

もちろんこの考えには

言葉は、立場や誰が言うかに伴って意味が変わってくる

みたいな考えに立っています。
そのあたりもそのうち考えてみます。