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142、仕事に対するこだわり
こんにちは。
先日、青森市酸ケ湯では4m越えの積雪があり、1月としての観測史上最深を記録したというニュースを見ました。
長野県に住んでいた時に、雪かきに苦労していたことを思い出しました。
ここ最近で雪が降った地域にお住まいの皆様、事故や転倒などには十分にお気をつけてください。
さて、今回も仕事を通じての気づきを気ままに書いていきます。
読んでいただけると幸いです。
「仕事に対するこだわりは何?」
これは、会議の中で大商人の方に聞かれたことです。
仕事のスピード、徹底した市場調査など、色々なこだわりを持って仕事をしてきましたが、最近、自分が最もこだわっていることは「しつこさ」です。
この一見、誰でもできるようなことなのですが、実は、多くの人が軽視しがちな要素の一つでもあるということを学びました。
しつこさとは、単なる粘り強さ以上に、何度も繰り返し挑戦することで他者との関係を築く重要な行動なのです。今回は、この「しつこさ」について記事を書いてみます。
(あくまでも個人的な気づきなので、ご了承ください)
しつこさとは何か?
まず、「しつこさ」という言葉に私はネガティブなイメージを持つ人もいるかもしれません。実をいうと私もその一人でした。
しかし、この概念を適切に理解していくなかで、それがどれほど重要なものかも少しずつ理解してこれたように感じます。
しつこさとは、
「簡単に諦めず、目標に向かって粘り強く行動し続けること」と、
「相手や状況に応じた柔軟な適応力を伴うもの」です。
なぜしつこさが成功の鍵なのか?
商売でうまくいくためには「失敗」という経験は必要不可欠だと教わりました。それ故に、一度失敗したからといって諦めてしまうような人には成功は難しいと言われています。
私の知っている成功者の方たちに共通していることは「心が折れそうなくらいの失敗を経験しても、その度に立ち上がり、挑戦をし続けてきた」ということです。
心理学の分野でよく言われる「単純接触効果」も、しつこさの重要性を裏付ける理論の一つです。何度も繰り返し接触することで、人はその対象に親近感や信頼感を抱きやすくなります。営業活動やマーケティングにおいても、顧客との信頼関係を築くことで成約率を上げる可能性があります。
ただ、それはしつこければなんでもいいか?というと決してそうではありません。
いいしつこさと悪いしつこさ
しつこさには「いいしつこさ」と「悪いしつこさ」が存在するということです。前者は、相手のニーズや状況を理解した上で価値を提供する行動であり、後者は相手を困らせたり、不快感を与えるような行動です。
例えば、顧客に対して価値のある情報や提案を繰り返し提供する「いいしつこさ」は、信頼を築くための強力な手段となります。一方的に商品の購入を迫ったり、相手の時間を無視したアプローチは逆効果となり得ます。商売でうまくいっている人たちは、この「いいしつこさ」を活用する術を知っているということです。
具体的な行動計画と「しつこさ」を連動させる
では、具体的にどのように行動に移すのか?
これに関しては、個人的な観点で以下の項目を大事にするよう心がけています。
目標を明確に設定する
自分が何を達成したいのかを明確にし、その目標に向かって何をすべきかを明確化します。
自分がなぜこんなにこだわるのか。しつこさは、明確な目的と理由があって初めて意味を持つと考えています。小さな成功体験を積み重ねる
大きな目標に対しては、小さなステップを積み重ねることで進んでいきます。これにより、自信を持ちながら継続的に行動するモチベーションを保てます。失敗に対する胆力と捉え方を変える
しつこさを発揮するためには、失敗に対する恐怖心を克服するために胆力を身につけることと、失敗をポジティブに受け止める捉え方が必要です。失敗は学びの機会であり、成功に至るプロセスの一部だということを理解する必要があります。相手の立場を理解する
いいしつこさを発揮するためには、相手のニーズや状況を理解することが重要です。これにより、相手にとって有益な提案を繰り返し行うことができます。継続的に改善する
自分のアプローチが効果的であるかを常に検証し、必要に応じて改善を加えます。しつこさは進化するプロセスでもあり、しつこさ自体も情熱に変化するということです。
しつこさがもたらす成功
「しつこくやり続けることが商売の本質であり、成功の秘訣だ」
誰でもできるようなことを徹底的にしつこくやる人や、こだわってやる人が圧倒的に少ないからこそ、この言葉が非常に重要なんだと思っています。
例として、
スティーブ・ジョブズは、製品開発や市場拡大において何度も壁にぶつかりながらも、諦めることなく挑戦を続けて今日のAppleを築き上げたこと
カーネルサンダースも、全米のレストランにケンタッキーフライドチキンを売り込み、1,010回目の営業で初めて契約を獲得したこと
こうしてみると、多くの成功者がこのしつこさを持っているように感じます。うまくいかないことがあっても、粘り強く、チャレンジし続けることと継続し続けること。そして何より、決めた目標を達成することにこだわること。
総じて「しつこさ」が大事だと思ってこだわっています。
まとめ
今回は仕事に対するこだわりについて記事を書きました。
正直、この「こだわり」は仕事の内容や、自分の成長によっても変わると思っています。
ただ、個人的に大事だと思っていることは「こだわりを持つ」ということです。
そのこだわりを徹底することで、仕事と成果に責任を持つこと。
そこに「矜持」が生まれてくるのだと思っています。
私はまだまだ未熟者ですが、この「しつこさ」を体得するために日々チャレンジしています。
皆様の「仕事のこだわり」はなんでしょうか?
今回の記事が、どなたかの仕事に対するこだわりを決めるお役に立てれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。