「変化」を「成果」に変えた4つの思考
こんにちは。
この数ヶ月間、意識の中に止まり続けている言葉
「変化」について思うことをまとめてみました。
発展のために自ら求めて取り入れる変化。
不意に押し寄せる波のように社会に打撃をもたらす変化。
どちらにも共通して言えるのは、
「すべての変化はエネルギーである」ということ。
理想のイメージに向かうルートにうまく引き込むことができれば、
未来の成果につながる大きな推進力になってくれます。
今回は実際に役立ったと感じている考え方をいくつかご紹介します。
・客観視を取り入れる
・バックアップをとる
・歪みを整える
・理想をアップデートしつづける
それぞれの意図について、体験談も交えて書いていきます。
・客観視を取り入れる
人間は本能的にマイナスの情報により強く反応することが知られています。
その特性を知った上でフラットに情報に向き合うことで、
プラスの要素はより深く、マイナスの要素にも見方を変えることで
プラスを見出すことが可能だと考えています。
マイナス面自体も、実際は貴重な資源になることも多いなと感じています。
なぜ・どのようにして生まれたのか。生まないために何が必要か。
これによって、思考や行動に納得感が生まれるだけでなく、思わぬ解釈のズレに気づくきっかけにもなりました。
・バックアップをとる
変化を取り入れる前の状況を、個人の気づきをベースに記録しておきます。
このアウトプットを残しておくと、変化を導入する理由やメリットを腹落ちさせ、その判断が妥当かを問いなおすことができます。
それが予期してない変化であっても、早い段階で「現在の状況」や「所感」を書き出しておきます。
今立っている場所がどこなのか、どの方向に向かうべきなのか。
原点がぼんやりとでも見えると、そこから先を考える基準になると感じています。
何が変わるかわからないのに、ルールなしに記録する意味はあるのか?
そんなご意見もあると思います。
変化を予測し、記録しておくことには限界があります。
しかしその反面で、個々の価値観もはっきり出ると感じています。
大切にしていることだけが簡潔に表現された言葉には説得力があります。
私自身もいくつかの習慣に疑問を抱き、変えることができました。
・歪みを整える
行動する前後で、何がどう変わったか。
過去のバックアップと比較していきます。
変化する前の状態を0として、一つひとつの行動を丁寧かつフラットな目線で観察するイメージです。
ここで特に注目したのが、変化直後の「できる」感覚です。
普段と異なる刺激が一気に押し寄せ、負担の増加や予想外の歪みに気づかないことがあります。自覚すること自体が難しく、意識しているつもりでもつい見落としてしまいます。
在宅勤務を始めたころ、この見落としをしてしまいました。
機材の設定やネットワークの環境といった身体の外に意識が集中し、内側の変化に気づくことができなかったのです。
通勤もなく立ち座りが減り、デスクワークに適さない場所で同じ姿勢のまま長時間作業をした結果、全身の疲労感やめまいが身体の不調になって現れてきました。
今では快適な環境について考え、会社の環境にはなかった要素も新たに加えながら環境を豊かにしていく行動を進めています。
不具合を感じた場合は対処もできますが、必ずしも表面化するとは限りません。
世界中の統計で指摘されている様々な情報を鵜呑みにすることなく、可能性の一つとしてとらえる。一方で、自覚していない歪みがどこかに潜んでいないかをふり返る。
倒れたその場で起き上がるのではなく、一歩先に立つぐらいの気持ちでグイグイ前に進みたいと思います。
・理想をアップデートしつづける
ビジネスの分野を中心に様々なメディアで、現在の社会の傾向を
VUCA(ブーカ)という言葉を目にすることが多くなりました。
Volatility(変動性)
Uncertainty(不確実性)
Complexity(複雑性)
Ambiguity(曖昧性)
これら4つの特性を指す表現であり、時代が進むにつれて各要素の性格が顕著になっていくと考えられています。知識をアップデートしながら物事を考える力が価値を生む時代とも言えます。
そんな時代に向かう今、「変化に晒される経験を通じて、複数の価値観を自由に切り替えて思考する」ことが大切ではないかと思います。
私自身「〜年代」「〇〇世代」と括ってつい壁を作ってしまいがちですが、使って手入れをした道具がしっくりと身体に馴染むように、なるべく意識して情報に触れながら慣らしていくつもりです。