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【奥多摩ツーリング】Ninja400と魚道見学からの浮き橋を渡って奥多摩周遊道路を覗く日帰り観光

社会復帰して忙しい日々を送るうちにバイクとの距離が離れていました。3連休最終日の2024年10月14日、スポーツの日に愛車Ninja400と仲直りすべく奥多摩へツーリングに出かけてきたのでここに記録しておきます。

奥多摩への道中、トイレ休憩で立ち寄ったミニストップにて撮影した愛車。コンビニはいつも清潔なトイレを貸してくれて本当にありがたい。お礼にもならないだろうが飲料水を買った。

カスタム……というほどでもないのですが、今回のツーリングに先立ちスクリーンを純正の半透明から黒いロングスクリーンに変更しています。

小さな変更に思えるが、実物を見ると顔の印象はかなり変わった。なんとなく垢抜けした雰囲気がある。

変更といってもこのロングスクリーンは購入した時点でついていたもので、諸事情あって純正に戻していたのをもう一度購入時の姿にしたというのが正確なところです。ウィンドプロテクション効果は多少上がったかな? って感じ。高速巡行中は伏せても風は普通に当たります。まあ、こういうのは見た目が大事なんで。

あともうひとつ。インカムを導入しました。

FODSPORTSのM1-S。セール中は1万円もしないのに性能はバッチリだ。

基本ぼっちなので誰かと通話することはありませんが、走行中に音楽を聴けるのは良いですね。YouTube Musicで疾走感のある曲をランダムに流していると街中をダラダラ走っているだけでなんとなく楽しいです。

しかし凄いカスタムをしたわけでもないのに装備やバイクにちょっとした変化があるだけで自分でも意外なほどテンションが上がりました。やっぱり変化って大事。

白丸魚道を見学

最初の目的地は白丸ダム(正式名称は白丸調整池ダム)にある魚道です。魚道とは読んで字のごとくお魚さん達の通り道で、川魚がダムのような人工物を迂回して川を行き来するための設備ですね。

魚道自体は全国にあるのですが白丸ダムのそれは規模が桁違いで全長300mを超えます。これは全国的にも最大級だそうな。

そんな魚道を見学するための駐車場に到着すると開館直後の10:00ピッタリにもかかわらずほぼ満車でした。

施設の営業開始直後にも関わらずほぼ満車。バイクは停められたが引き返す車もいた。
愛車は隅っこに停めさせていただく。

魚道を見学できるのは10:00からですが、駐車場は8:00頃から停められるみたいなので車は早めに来た方がいいかもしれませんね。清潔なトイレもあり休憩場所として良さそうですが、土日祝の日中はずっと混雑していそうです。ちなみに見学料も駐車料金も無料でした。ありがてぇ……ありがてぇ……。

魚道は地下をぶち抜いており、螺旋状の階段を降りてすぐ近くまで行くことができます。

地下の魚道へ降りる階段。行きの階段は下り専用で、帰りは別ルートで地上へ戻ってくる。
職員の方に話しかけたところ、ダムカードと奥多摩の観光パンフレットを頂くことができた。いずれも無料。
下から見た写真。思いっきり手振れしてしまった……。

この階段は櫻坂46の 『なぜ 恋をして来なかったんだろう?』という曲のMVの撮影場所だそうです。動画を観ると確かに背景がこの階段ですね。

アイドルには1ミリも興味がなく、この映像もnoteを書くために初めて観ましたが、今まで縁がなかったジャンルのコンテンツに触れるとなんだか新鮮です。桜吹雪の掃除大変だっただろうなぁ。

この階段を降りた先には実際にお魚さんたちが通過する魚道を間近に見ることができます。

渓流魚たちはこの水路を泳いでいく。水路の中央に置かれた漢字の「凹」みたいなブロックは魚の休憩所になるらしい。
水の流れは結構速い。この中に魚がいると思うとなんだかワクワクする。

水中に魚影がないか目を凝らしましたが、残念ながら私の視力では見つけることはできませんでした。運が良ければ段差を超える姿を見ることができるのでしょうか。

地上に戻り、ダムの広報をしている施設と調整池を形成するダム本体(?)を見学します。

魚道施設から地上へ戻る階段。
ダムの歴史などについて学べる施設。スタッフのカッコイイお兄さんが来館者に応対していた。
ダムの本体(?)。これは確かに魚は通行止めだ。立派な魚道を設けたのも頷ける。

初めて見学しましたが初見ということもあってインパクトは物凄かったです。周囲の眺めもいいし、初見だけじゃなく時間をあけたらまた観に行きたくなりそうな施設でした。

きもちのいい秋晴れ。

こんなに良いところが一般人に無料で開放されているのは本当にありがたいことです。これからもマナーを守って楽しみたいですね。間違ってもタバコのポイ捨てとかは厳禁。魚道に捨てるなんてもってのほか。渓流魚たちの大切な通り道、優しく見守りたいものです。

奥多摩・水と緑のふれあい館(小河内ダム)

続いての目的地は小河内ダムと、それに併設された「水と緑のふれあい館」という施設。白丸ダムから青梅街道を進むこと9kmほどで立派な駐車場が見えてきました。

予想してはいましたが祝日ということもあって駐車場はバイクだらけ。

バイクシーズン真っただ中の祝日。多種多様なバイクが引っ切り無しに出入りしていた。

まずは小河内ダムの見学から。このダムが建設されたことで湖底に沈んだ旧小河内村を想う石碑(?)が置かれていました。

裏側には詩のような文章が刻まれていた。東海林太郎が手掛けた曲の歌詞らしく、この村をテーマにしたものらしい。
これは日時計?

ダム上から臨む景色は素晴らしいです。

奥多摩湖はダムで多摩川を堰き止めることで形成された日本最大級の人造湖。

とにかく天気が良かったのでどっちを向いても景色が最高です。

昭和三十二年竣工。建設開始から第二次世界大戦をはさんだ影響で完成まで19年もかかったそうだ。
ネームプレート(?)も年季が入っている。
観光客は多かったがダム自体がめちゃくちゃ広いので空いているように感じる。
ダム上から多摩川を見下ろす。高さは149mもあるとのこと。超大型巨人の三倍近い高さ。
多摩川方面の景色も最高だった。
少し離れたところに湧き水(?)があり、ダムに直接注いでいる。
前述の湧き水(?)がダムに流れ込んでいるところ。ちょっとした滝のようだ。
わりと大規模な展望塔。
こわい。
かわいい。

ひとしきり景色を堪能した後、小河内ダムだけでなく奥多摩全体の歴史などについて学べる施設「奥多摩・水と緑のふれあい館」へ。

レストランや子供の遊び場などを備えた大きな施設だ。

午前11時過ぎとお昼が近づいていたため、展示を見学する前に腹ごしらえ。三階のレストランでラーメンを頂くことにしました。

昔ながらの味がするシンプルな醤油ラーメン。とてもおいしかった。
スープまで飲み干す。

お腹が膨れたところで館内を観て回ったのですが、さすがに展示されている資料の撮影は自重しました。私が見た限り撮影禁止とかは書いてありませんでしたが、常識的に……ということで。

近現代の文化の紹介・解説だけでなく、奥多摩で出土した石器時代の土器や祭具なども展示されており、車もない時代にこんな山奥で人間が生活していたのかと驚かされましたね。

記念のスタンプをぺたり(無料)。

小河内神社&麦山浮橋

この日の最終目的地は奥多摩湖にかかる浮橋と小河内神社です。小河内ダムを出発して青梅街道をさらに進み峰谷橋を渡った先にあります。

峰谷橋の読み方

道中の峰橋谷なんですが、なんと読むか分かります?

奥多摩湖にかかる真っ赤な鉄橋。
釣りをしている人がいた。何が釣れるのだろう。

この橋は調べたところ「みねだにはし」と読むそうです。「ばし」ではなくて「はし」と濁らないのがミソ(?)ですかね。

釣り竿を並べている人がいたのですが、一体何が釣れるのでしょう。フナとか?

峰谷橋の手前には駐車場とトイレがあった。いずれも無料だが駐車場は狭く混雑していた。
なかなかの存在感。この橋を渡ると浮橋がある。
峰谷橋上からの景色。緑色の湖面が美しい。

風情ある神社と浮橋

峰谷橋を渡って短いトンネルを抜けた先にあるのが今回の最終目的地である麦山浮橋です。

バス停の近くにバイクが大量に停まっていましたが、そこはおそらく駐車場でも何でもないので、もう少し先にある小河内神社前の駐車場にバイクを停めます。

どなたか分からないが広い駐車場を一般人に無料開放してくれることに感謝。

まずは神域(?)に愛車を停めるお許しを得るべく神様へご挨拶です。

駐車場から神社へ続く道。人の気配がない。
鳥居と階段。厳かな雰囲気。

御朱印やお守り等の販売はしていないようで、付近に観光客の姿は一切ありませんでした。個人的にはこういう人がいない神社というのは大好き。そもそも人混みが嫌いな性分です。

とはいえ階段を登った先の本殿前にはお賽銭箱も設置されていたので参拝客の訪問は想定しているのでしょう。少額ながら小銭を投入し胸中でバイクを停める旨を申し上げました。

神社を後にして浮橋へ向かうと、そちらは神社とは対照的に何人もの観光客の姿がありました。

湖面へ続く石階段。
これが今日の目的地だ。

この浮橋を渡ると悪名高い奥多摩周遊道路があるのですが、対岸の山中から爆音が響いていました。渡る前から大型バイクが猛スピードで疾走する気配を感じます。サーキットじゃねえんだぞ。

橋の上から湖面を覗くとかなりの深さがありそうだった。すっげぇ揺れる。
このタンクのようなもので浮力を稼いでいるようだ。
浮橋を渡ると山道に突入する。
フェンスがない箇所もあり油断すると斜面を転がり落ちることになる。
この階段を登るとあの奥多摩周遊道路に出る。
これが例の奥多摩周遊道路。撮影していると一台の車が通りかかったのだが、その後ろにバイクがピッタリ張り付いていた。背後霊かよ。
階段はかなりぬかるんでいて、滑る上に足が沈むので怖かった。特に降りるとき控えめに言ってもめちゃくちゃ怖かった。
スニーカーは泥だらけ。汚れても良い靴で来よう。

撤収

本当は奥多摩周遊道路を走る予定でしたが、既に疲れていたのと爆音にビビッてしまい帰ることにしました。

色々あるみたいなので遠くないうちに二輪車は通行禁止になってしまうかもしれませんし、走れるうちに一度は行ってみたいと思っているので近日中に再訪する予定です。事故らないといいなぁ。

お疲れNinja400。今日もかっこよかったぞ。
帰り際に飲んだレッドブルが超おいしかった。

久しぶりの奥多摩はめちゃくちゃ楽しかったです! 晴れた日はどこを観ても景色が良いので皆さんもぜひ行ってみてください。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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