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おかえりモネ 2
おかえりモネで、あすなろの木のエピソードが描かれました。おそらくこの元ネタは物語の舞台となる気仙沼大島出身の詩人、水上不二の詩「アスナロウの木」です。この詩は後に曲がつけられて、NHK「みんなの歌」でも流れました。水上は故郷気仙沼大島(ドラマでは亀島)を「みどりの真珠」と形容しています。
ドラマと関係あるところでは主人公の妹が通う学校のモデルは気仙沼向陽高校です。実際にも高校生が「サンマの缶詰」を作っています。水上不二はこの学校の校歌も作詞しています。
水上不二の詩には、「十字架」「聖堂」(教会の)「鐘」「神父」など、キリスト教を連想させる言葉が登場する作品も多いです。どこかでキリスト教に触れているのかもしれません。
ひとつ思いつく可能性は生涯の友だった詩人まどみちおが台湾のホーリネス教会で大沢豊助牧師から洗礼を受けています。童謡「ぞうさん」などの作者で両親やきょうだいも後にクリスチャンになられます。水上はまどみちおとともに童話童謡雑誌「昆虫列車」を創刊しています。その交流からの影響も考えられるのでしょうか。