長谷敏司

SF作家。『BEATLESS』(KADOKAWA:'12/'18アニメ放映)の世界観と設定をオープンにするアナログハック・オープンリソース運営中。『My Humanity』(ハヤカワ文庫JA)第35回日本SF大賞。 最新作は『プロトコル・オブ・ヒューマニティ』(早川書房:'22)

長谷敏司

SF作家。『BEATLESS』(KADOKAWA:'12/'18アニメ放映)の世界観と設定をオープンにするアナログハック・オープンリソース運営中。『My Humanity』(ハヤカワ文庫JA)第35回日本SF大賞。 最新作は『プロトコル・オブ・ヒューマニティ』(早川書房:'22)

最近の記事

2023年のわたし

 毎年のように、一年の締めくくりの記事を書いているので、今年も、大晦日のうちに、年末のあいさつがてらに。  2023年は、生成AIの爆発的進歩の年でした。  それは技術ニュースであって個人の話ではないと思われるでしょうが、実はおおいにありまして。3月に、大規模言語モデル(LLM)のLLaMAがmeta社から流出したあたりで、自分の想像していた未来像が完全に役に立たなくなったわけです。  「未来がわからん」といったら商売あがったりになる仕事なので、SF作家にはわりとたいへんな

    • 『BEATLESS』でIAIAについて設定したときのこと

      0.はじめに先日、WBAIの山川先生に、2023年の人工知能学会全国大会や、SNSで、拙著『BEATLESS』のIAIAについて触れていただきました。 https://twitter.com/hymkw/status/1669693143946772481?s=20 トピックとしては、ニック・ボストロムの「脆弱世界仮説」に関するものです。 話題の起点の記事はこちらで。 つまり、拙著『BEATLESS』で、IAIA(The International Artificial

      • 『AIとSF』収録短編、「準備がいつまで経っても終わらない件」あとがき

        2023年5月23日、日本SF作家クラブ編『AIとSF』が、早川書房から刊行されました。 長谷も短編「準備がいつまで経っても終わらない件」を、収録いただいています。 今回は、2023年前半の今、世に出ることに意味がある短編なので、忘れないうちに作品についての文章を残しておくことにしました。 短編にあとがきをつけるのは、短編集のとき、まとめてやるのですが、今だから文章にする意味があることもありそうなので。 今回は、背景がテキストとして残っていることに意味がある気がします。

        • プロフィール(Ver.2023.5.22)

           プロフィールとして記事を置けるようなので、こちらに詳細なものを置いておきます。 ・年譜 2001年 『戦略拠点32098 楽園』にて第6回角川スニーカー大賞金賞を受賞しデビュー。 2002年 『天になき星々の群れ―フリーダの世界』(角川スニーカー文庫) 2005年-2011年 『円環少女』(角川スニーカー文庫:シリーズ全13巻完結) 2009年 『あなたのための物語』(ハヤカワSFシリーズ Jコレクション・ハヤカワ文庫(2012)) 2011年-2012年 『BEATL

          noteに引っ越しました

           noteの内部のリンクで飛んでこられたかたがおられましたら、はじめまして。SF作家の長谷敏司ともうします。  こんな感じの本を書かせていただいています。 幸運にもアニメ化いただいたもの。 最新作。  こういった新刊の刊行や雑誌への掲載情報を置かせていただくため、これまでお世話になっていた旧blogから、ちょっとnoteにひっこすことにしました。  twitterの140字では文字数が足りず、facebookは情報が届く範囲が狭く感じるるため、blogとの連携が必要

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