８ビートを極める
初めまして、
ロサンゼルスで２００７年から今現在までプロのドラマーとして活動しています、Satoshi Kirisawaと申します。 ２００６年にLos Angeles Music Academyを卒業し、フリーランスのドラマーとして数多くの現場を経験してきました。
このYoutubeで実際の演奏現場といくら貰ったかを赤裸々に解説しています。
もちろん最初から順風満帆ではなく、しばらくの間全く歯が立たず、月収６万円ほど、、。その中で良いドラマーとしてお金を稼ぐにはに８ビートを極めなければいけない！ あれから１０年以上経ちました、今では何処へ行っても堂々と８ビートを叩けるように。その僕がした８ビートの研究を今回はご紹介したいと思います。
ドラムセットは要りません。電車の中でもできる内容となっています。
youtubeにも動画を上げています。
転換期を知ろう
結論から先に言うとシャッフルとこのロックの８ビートの間のに
８ビートを極める秘密があるのです。
ドラマーの皆さんは８ビートなんて山ほど叩いてきたと思いますが
８ビートを極めるなんて考えたことありますか？
もちろん最初からナチュラルにできてしまった人はいますが
もしかしたらできているつもりで８ビートを刻んでいる人も多いのでは？
僕はそうでした。
８ビートを極めたかったら、まずどうやって８ビートが出来たかを知りましょう。
ところで皆さんシャッフルってご存知ですか？
ブルースのパターン ３連符の真ん中を抜いたものを基本にした
ダッタ ダッタ ダッタ ダッタ 文字で書くと難しいですね、、。
『８ビートを作った男』 て誰だかご存知ですか？
アールパーマー。
彼は初期のアメリカンRock 'n' RollやR＆Bのレコードのほとんどで叩いているドラマーです。アメリカンRock 'n' Roll初期というのはですね、ビックバンドミュージックからRock 'n' Rollにメインストリームが移り変わっていく時代。
ここで紹介したいのは
チャックベリー、ファッツドミノと並ぶRock 'n' Rollの創始者 リトルリチャードここでお手数ですが彼の曲 ルシールを聞いてください。
アールパーマーが強烈なバックビートを叩いています。この曲８に聞こえますかそれともシャッフルに聞こえますか？答えは彼の動画を見た後で。
答えはどっちもなんです。区別する必要がないんです。
ドラムは８でピアノは３でシャッフルですね
もう一度彼の動画に戻って
８で感じてみたり ３で感じてみたりして下さい
この３のシャッフルと僕らの知っている８ビート
別物と捉えずに同じ感覚で演奏できたらこっちのもんです。
こちらが僕が実際に実演？している動画です
是非ご自身でお試しください
ドラムセットではなく胸や膝でできます。
慣れが必要なんですが、膝で８ビートを刻みながら３連符を歌えば
この曲のグルーヴになります。
他の曲ではアールパーマーの８ビートとリトルのピアノが３のシャッフル
この逆もアールパーマのドラムが３シャッフルでリトルリチャーズのピアノが８ビートもあります。
オススメのリトルリチャードのベスト盤CDです これ一枚で全て入っています。
２４曲目に Lucilleが入っています。それに１３曲目の Keep a Knockin'のアールパーマーは まるでジョンボーナムです（もちろんアールパーマーが先）
アフリカンコンセプト
僕の動画 アフリカンコンセプトを見ていただいた方にはもう
わかると思いますが。 ２・３なんです。
８ビート『２』と『３』のシャッフル
２と３が同居しお互いに支えあっているのです。
８ビートの出来上がりもアフリカのリズムと密接な関係があるのです。
こちらのリンクで詳しくアフリカンコンセプトを説明していますので
興味のある方は是非見てください。
シャッフルとこのロックの８ビートの間の転換期に
８ビートを極める秘密があるのです。
シャッフルを知るにはブルースやビックバンドなどを知る必要があります。
これはまた深い話なので別の機会に。
まずはこの転換期のリトル リチャーズの音楽聴いて下さい
８ビートと３のシャッフルが同時に流れている。
２と３と同じでこれもアフリカのリズムなんです。
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