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Satoshi Cozima
2023年1月9日 02:08
寒気に襲われて目が覚めてしまった。日の出ているうちは暑いくらいであったが、夜も更けた今、湿り気を帯びた空気は外套に包まってなお寒いほどだ。小さく熾火になった火床をかきまわして火種を見つけ、用意していた薪をくべる。ふと近くの茂みが目についた。何の変哲もない倒木が妙に気にかかる。目を凝らしていると虚に動くものがある。さては住処にしている小動物でもいるのだろう。罠を仕掛ればうまくすると朝にはかかるかも