国際協力における仲介者の重要性
こんにちは!Satoshiです。
今回は、国際協力における仲介者の重要性について感じたことを書きたいと思います。
僕は大学生の頃、完全な現場主義で、現場の最前線で活動したい!って気持ちで国際協力に関わっていました(主にパラグアイ、協力隊短期ボランティアや大学のショートビジットプログラム)。
なぜなら、現場を見ないと何も分からないし、何していいかも何をすべきかも、全部現場に答えがあると思っていたからです。
あと、現場がどう考えても1番色んな学びがあって面白そう!!と思っていました。
これに関しては、今となっても僕は大して異論はありません。
ただ、実際にパラグアイを訪れたときに気付いてしまったのです。
あれ?外部者って、全然簡単に役に立てる訳じゃなくて、むしろ現地の人から学ぶのことの方が多くないか?
てか、現場を支援するなら、現地の人がやった方が超絶効率が良くないか?俺らなんて、一度現地のことを教わってから、拙い言語で一生懸命伝えようとしてるけども、それよりも現地の組織にお金渡して人雇ってもらって現地の人に活動してもらったら、(支援者がコミュニケーションに必要とする)莫大な手間やコストも省けるし、現地の人の雇用にもつながる。
そう考えていくと、実は「外部者」に求められるのは、支援元と支援先を繋ぐ潤滑油の役割であり、もうそれは本当に、余計なもののない少数精鋭の人々であるはずです。
しかし日本の多くの国際協力組織は、潤滑油だけじゃなくて、エネルギーとなるガソリンや、現地で活躍するクレーンまで自分たちで調達しようとして、ぶくぶく大きくなっている(ガソリンは資金、クレーンは活動する人の比喩です)。
本当は間さえしっかりしていれば、ちゃんと受益者には届くはずなのに。
そして潤滑油である仲介者には、現地の状況をしっかり把握し、現地の人々と良好な関係を築くこと、支援先の人々へきっちりと、その成果を伝える役割が生まれます。
だから、最初に言ったように、現場を知るのは大切です。何より、と言ってもいいくらい。ただ、私達外部者に出来る最も重要な役割は、仲介者としての役割であり、結局これが上手くいくかどうかが何よりの肝であると、考えるに至りました。
この仲介者としての役割は、最低一人いれば実は成立します。というのを、僕はアフリカでボランティアしていたときに感じました。
そして、今回この文章を書くにあたって実はきっかけとなった理由があったのですが、長くなってしまうのでまた書きます笑
おやすみなさい
普通に喜びます