#154 読書録 進化思考vol.2 自分の思考の枠の外し方の引き出しがメチャクチャ増えた話
こんにちは!けーたです。(20240320ver1.1更新)
今日は週末ということもあり、結構時間をかけて進化思考を読むことができました。
前回からのアップデートを進化思考読書録のvol.2としてメモを残していきたいと思います。
これを書いている時点でページ数としては(259/510)まで読み進めているので、やっと半分まで到着した所です。
通勤などの移動時間に本を読むことが多い身としては、本が物理的に重くて手首に負荷がかかり!読書の姿勢確保が大変ですが、気持ち的にはあと同じぐらい新しい学びがあるかと思うとワクワクが止まりません!
ここからはvol.2ということで学びや気づきなどに入ります。
少し前に書いた、進化思考のvol.1読書メモはこちら。気になる方はこちらからどーぞ!
変異の9パターンから適応、解剖まで(P66-P259)を読んで感じた事
自分が一番最初に刺さった個所について。
書かれている場所は、この本の表紙を開いたちょっと後ろの所(折り返されている部分)にこう書かれています。
この本を読んだ暁には、だれもが創造性をあきらめないで、発揮できる思考法を獲得することができる(可能性がある)を目指されてることが分かります。
そして、前半のあたりを読んでいる道半ばの自分としても、本当にできそう!!と思いました。それだけ引き出しが埋まるだけの学びが沢山あるのです。
一応、自分の創造性に対する自己認識レベルを前提として書いておきます。
創造性という能力に対し、自分の思考の枠組みの外に飛び出すって自分は本当に難しい!なんだか毎回どこかで聞きかじったアイデアの枠から出れないのです。
特にブレストなどでとりあえず何も考えずアイデアの数をだしましょーなんて時に特に感じます。過去の自分に出会いなおす感じ。
悪い意味でまた君かと笑
うまく自分に及第点をだせないのです。残念ながら。だいたいは、ついつい過去の経験上だったり、ちょっと聞きかじった未来年表的なところからアイデアを持ってくるのがいい所。
ただ、進化思考を読み始めた今日からは違う自分になれるかも!とポジティブなスイッチが入りました。
ここに丁寧に解説されている変異の9パターンを知って、各章末についているワークをすることにより、本当にどう考えればいいのか。という型を身に着ける準備ができるのです。
型を身に着ける準備ができると書いたのは、さすがにこの9つの考え方を普段意識して使わないと、知っているとできるのGAPは埋まらないのは自明だからです。
自分に言い聞かせています笑
ただし、めちゃくちゃ丁寧に、変異を考えるやり方と、シンプルにやる事が書かれているので理解と行動がセットでできます。
そして、各章の始まりに以下の引用のように面白いつかみがあるので読むのが楽しくなります。学べて楽しい。最高のエンタメ装置ですね。進化思考。
何か今あるものを減らして、思考を飛ばす。9つの変異のパターンの1つ【欠失】という学びの冒頭がこれなのです。他の章もこんな感じで笑顔になってから本題に入ります。
めちゃくちゃしっかりした骨太の内容なのに、読者にも寄り添っている。脱帽です。
どんな人におススメ?
仕事やプライベートどちらでも、自分の思考の枠組みからなかなか出られなくモヤモヤしていたり、そもそも何か新しい事考えて!!みたいな無茶ぶりを仕事の時間に受けるとう方は是非是非この本を読むことをおススメします!!
本の価格は3000円。ちょっと一度の本への投資額としては、高めかもしれません。そして電車の時間に読むには辞書みたいな重さで長時間だと手首が痛くなりますが笑とにかくおススメです。
自分の頭に刻み込んでおきたいフレーズ達
進化の1つの前提は、完璧な生物は存在せず、、、
これに続く文が、どんなものでももっとよくできる。というフレーズ。確かに生物は常に進化し続けている現在進行形。
そして、それは創造においても同じ。完璧な成功なんて存在しない。
改めて本に書かれているとおり、生物、創造は相似形で完璧なものはなく、変わり続けている現在進行形のものだよと口に出してみると、それを信じ切れていなかった自分に気づけました。
もっと、今よりもよくできる。仕事でのプロダクトであれば、相手への価値をもっと高める事ができる!と変換して頭の中にしまっておきます。
気を付けておかなければいけないのは、ついつい、誰に対しての価値もっと良くしていこうとしているか。を忘れる事。誰も使わない過剰な改善。
価値を考えずに改善する悪い癖が自動モードで出てしまうことだけには注意します。
変量の考え方。パラメーターをわずかに変えるだけ
進化思考における変量。この言葉だけだと滅茶苦茶難しそう。少なくとも字体からうける印象はそう。
でも違ったのです。下に例を一部書いていますが、本当に誰でもこの考え方さえ学べば、すぐに思考実験ができる。
だから、今までの自分の思考の外に飛び出せる!!と気づかされたの脳に記憶したく取り上げました。
具体的には、何か発想したい対象物をXとして、変量を考える為のアプローチは、超○○なXを考える事。
ー超大きいX
・クルマを大きくしたバス、iphoneを大きくしたipad
ー超小さいX
・カメラを超小型化したスパイカメラ、地球を小さくした地球儀
ー超薄いX
・薄さが売りのコンドーム、木を超薄くした紙
ー超厚いX、超高いX、、、
とめちゃくちゃわかりやすい例題が本の中では並んでいます。読めば自分でもできる!!となります。
ちょっと章末のワークをやると一瞬手が止まりますが、慣れの問題。考えれば手を動かすことができるくらい考え方がシンプルです。
融合の考え方。足してもなおシンプルな状態を保つ工夫
変異の考え方における最後の項目に融合というものがあります。このフレーズはそこで出てきた考え方です。
足しても(機能などを)なおシンプルな状態を保つ工夫
足してもなおシンプルである状態を保つ。
この考え方に則り、デザインを考え抜く。本当にこれ!!これ!!!となりました。
もう一度、頭に刻み込む為に書いておきます。
足してもなおシンプルな状態を保つ工夫。すなわち、最適化を目指すデザインが不可欠だということ。
どーんって地響きがなりました。シンプルイズベストっていうけど、シンプルな奥に多機能が隠れており、見た目はシンプル。
本当に必要なことはそれだなと。
そこに思考を巡らせることが価値を生み出すということなのかな。とすごく納得がいきました。明日後輩とこの言葉を共有しようと思います!!
まとめ
今回、9つの変異のなかのほんの少しの所だけ(変量、融合)しか触れていないので、ちょっとでも興味がある人がいれば、是非是非進化思考ワールドに浸かっていただきたいと思いました!!
たしか、最近増補改訂版がでていると思いますのでそちらでさらに学びを深められたら良いのではと全く関係者ではないのですが、推しておきます。
今回の進化思考読書メモvol.2、だれかの選書の参考になれば幸いです。
ではでは