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EMにとってのプロダクトゴールとインクリメント
こんにちは!
カミナシでエンジニアリングマネージャーとして働いております、吉永です。
先日、「エンジニアリングマネージャーのチームでスクラムをやってみた」という記事を投稿したところ、CTOのトリさんをはじめ、ryuzeeさんや、かつての同僚である赤川さんから感想をもらえました。
👇いただいた感想
吉永さんとの1on1、重い話を扱うことも多く、お互いに支えながらやってたので、活躍を知れて嬉しい。今はMgr of EMなんですね。
— 赤川 朗 / Forkwell (@Akira_Akagawa) December 14, 2023
そんでスプリントレビュー、誰になんのインクリメントを提示するのがいいのだろうな。続編が読みたい。https://t.co/SXy9bX6uqP
継続していくと、何が EM のスクラムにとってのインクリメントなのかを定義して、さらにそれを出すとこまでいける気がしているので、引き続き応援してます ✌︎('ω'✌︎ )
— Tori Hara (@toricls) December 11, 2023
/ "エンジニアリングマネージャーのチームでスクラムをやってみた|Satoshi Yoshinaga @カミナシ EM" https://t.co/QRXz1Oy0pO
「ステークホルダーにとってわかりやすいインクリメントを示すことが難しい」というのがスクラムで明らかになった解決すべき問題なので、スクラムを変えるんじゃなくて、スプリントゴールの見直しとかをするといい気がしました。
— Ryutaro YOSHIBA (@ryuzee) December 11, 2023
https://t.co/L5QFPxlFkr
共通して「EMチームのスクラムにとって、プロダクトゴールやインクリメントとは何ですか?」という問いかけでありました。(こういった反応がもらえるのが発信のいいところですね🤩)
この問いに自分なりに答えを出した上で、それに対して感じている個人的な課題を吐露してみます。
EMスクラムのふりかえり
EMチームにとってのプロダクトとはマネジメントしている開発チームである、と定義してEMチームのスクラムを開始しました 👇
![](https://assets.st-note.com/img/1705294359652-f3fsNQkx5q.png)
上記のような表を作ってスクラムチームと対比して考えてみたわけです。振り返ってみると、プロダクトゴールやインクリメントについて未定義なままスタートしたことがわかります。
EMにとってのプロダクトゴールやインクリメントとは
EMの役割、責務は何か?について昨年のアドベントカレンダーでもいろんな記事で言及されていますが、「マネジメント対象とするエンジニアチームの価値を最大化する」に落ち着くように思います。
この結論に違和感はなく、これはEMチームにとってのプロダクトゴールと言い換えても良さそうです。抽象的には「マネジメント対象とするエンジニアチームの価値の最大化」がプロダクトゴールであり、組織の状態に応じてもう少し具体的なマイルストーンを置くことができ、価値を最大化できる上限によってEMとしてのレベルを定義することもできそうです。
プロダクトゴールをこのように置いたとき、インクリメントは果たして何になるのか。それは「エンジニアチームの価値を大きくする仕組み作りや意思決定」です。
また、インクリメントが満たすべき完了の定義(Definition of DONE)の一つとして、「説明責任を果たし、チーム全体の納得感が十分にあること」などがあるでしょう。
意思決定とどう向き合うか
昨年を振り返ってみると、EMのインクリメントを創り出すのがうまくいかず、もどかしさを感じることがありました。リアルな事例は同僚のEMである倉澤さんのnoteに書かれてあるのでぜひそちらもご覧ください。
意思決定が苦手な感覚はまだ自分に残っていて、おそらくそれは自分の得意とするマネジメントスタイルが影響しているのかもしれません。いわゆるサーバント型リーダーシップを指向しています。
問いに対する答えや、そもそもの問い自体をマネジメントする相手の深層から引き出すことに意識を向けるわけですが、同時に自分の考えや意見はいったん脇に置いておくことが多いです。
明確な意見を持ってグッとチームを引っ張っていくチェンジリーダー的なリーダーシップが得意ではないので、これから身につけて、場合によってリーダーシップモードをうまく切り替えられるようになりたいところです。
…とはいえ、自分が苦手なことを全て克服していくというのもなかなかマッチョすぎるので、それを得意とする人とうまく補完しあいながら、チーム全体としてのケイパビリティを高めていくのが落とし所のような気がします。
以上がアドベントカレンダーの続編でした!
最後になりますが、カミナシではソフトウェアエンジニア、エンジニアリングマネージャーを積極採用中です💪 興味を持っていただけたら、会社の採用ページや Wantedly などからコンタクトとっていただけると嬉しいです。お待ちしています😃