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いま読んでる本

Robin Williams著『ノンデザイナーズ・デザインブック』
〈フルカラー新装増補版〉
(株式会社マイナビ、2015年16刷)

デザイナーじゃない人向けのデザインの下地みたいなコンセプトの本です。デザインといっても、文書作成などのちょっとした作成物に活かせる技術が中心に紹介してあります。

文章のレイアウトから書体、カラーや組み合わせ。名刺やチラシ、ウェブページにチラシやハガキ。デザイナーじゃなくてもかかわる機会はあるかもしれません。
とくに、メールや企画書などなど、文書作成は社会人の必須科目なのではないでしょうか。


この本の仕組み

デザインって「センス」が必要だと思っている人が多いのではないでしょうか。僕も思っていました。

しかしそれはある意味間違いです。

なんとなく良いものにはちゃんと仕組みがあって、それらには名前がつけられています。技の名前を覚えることではっきり意識することができるようになります。

センスで使っていたものでも、意識できれば意図して使うことができるよねという話です。
すべての「デザインは意図して行うべきだ」というメッセージも伝わってきます。

名刺のレイアウト1つとっても良いものやはり、意識して意図的に配置されています。文字だけだったとしても。
悪い例も解説されていて、なんとなく慣習的に「こんな感じ~」とデザインされてしまっているのがよく伝わってきます。


毎日をデザインする

生活習慣やものの考え方、ちょっとした選択肢なども、この本で学ぶ「デザイン」と同じような構造があるのかもしれません。
運やセンスに頼っていては、結果に振り回されてしまいます。

なんとなく惰性や直感で選び取っている行動は、例えるなら意図していないデザインです。
理論と技術を使うことで、意図的なデザインと同じように行動の成果もコントロールできるはずです。

技や名前を覚えて技術をつかうようにすれば、毎日をデザインできるようになるかもしれません。

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