母:予感的中1

悪い予感はだいたい当たります。
入院準備がプラスオンされたおかげで
母は色々忘れてしまいました。

元々今日は母、私、息子でインフルエンザの
予防接種に行く予定で1週間前から日時を伝えて
いました。そして昨日、
「明日あげるきんぴら忘れたら困るからメモって」
と言われたので、
「きんぴら&15時半さかの家行く」
渡したんですよね。もちろん、15時半に来てねと
念押しをして本人も「わかったよ~」というので
安心していました。

約束の時間より5~10分早く来るタイプの母ですが、
時間になっても来ません。
嫌な予感がして息子と母宅へ。
「え?何急に、どうしたの」と。

昨日のメモが冷蔵庫に貼ってあったので
改めて説明すると、「メモは見たけど、
この15時半って、このメモを書いた時間だと
思っていた。」
いや、うちにいたの18時ですから。
というかそんな日記みたいなメモありえないし。

とりあえず注射の時間変更は厳しいので、
すぐに用意をして行きたいというと
うっすら思い出したのか、用意を始めてくれました。

が、
「昨日から入院準備しているが物が無くなっている」
「こんなんじゃ入院出来ない、キャンセルしてくれ」
と、激怒中。

また何か起きたなと思いつつ、とにかく注射が
優先なので病院に向かいました。

母のイライラは極力、息子に見せないようにしている分
なんとなく「ばぁばと母さん変な感じ」という
空気を感じた息子は、車中switchをしながら
無邪気に母に声をかけてくれて、その時は母も
柔和な対応になるので息子に救われました。

息子は小学校3年生。色々なことを覚えて
しっかりしてきてはいますが、さすがに認知症という
状況を正確に理解して対応するなんてできません。
ただ、「ばぁばはお年寄りだから忘れっぽいんだね!」
という朗らかな理解をしてくれていて、
良い意味で深く考えない息子がいつも緩和剤に
なってくれます。

そんな息子に助けられながらとりあえず注射を
終わらせ、母を母宅に送り、息子を自宅に。
息子に少し留守番をしてほしいとお願いして
母宅に舞い戻りました。

つづく


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