母:「認知」症ということ
母の父に対する物とられ妄想が始まってもうすぐ3年。
色々な事がありましたが、基本は
・物取られ妄想、被害妄想
→以前は父、今は私。
・健忘
→約束の時間や発言を忘れる
の、2軸でした。
が、ここにきて新しい症状が出てきました。
その1:記憶の混線
私が前日息子と二人で母宅に行く約束をしました。
その際に、私たちの飲み物を用意してくれると
いうので、息子はいつも飲んでいるりんごジュース、
私はコーラをお願いしました。
この「コーラ」私も時々飲むのですが、
夫は好きで普段から飲んでいます。
なので、母は私に
「500のペットボトル3本用意しておくね。
余ったら義息にあげてね。」と言いました。
そして翌日、母の中では
義息の好物のコーラを買う
→義息子も母宅に来る
と変換されてしまいます。
そして私が息子と二人で行くと
「3人で来ると聞いてたからお菓子も
多めに買ったのに!あんたは本当に適当」
と責められます。
母は会話を完全に忘れているわけではなく、
覚えていることもあります。つまり
「覚えている部分を正しく認知する力が
低下している」状態です。
「認知症」という言葉の意味をまたひとつ
深く理解したなと思いました。
でもこれ、単純に「忘れる」より大変です。
母の中でどういう変換が起きているか分からないので。