母:2回目の認知症外来日 その1

今日は8月末に初めて行った認知症外来の2回目の通院日でした。

昨日明らかに私に対して「怯え、恐怖心、不信感」を抱いていた母。
迎えにいったらどういう態度を取られるか不安でしたが、意外とすっきり
した顔で身支度を済ませていました。
私は運転しながら母に「今日の診察は私がいないほうがいい?もし
私に聞かせたくない事があれば待合室にいるよ」というと、
「いてもいなくても、言いたいことを先生に相談するから任せる。」と。
なので、最初から同席することにしました。

まず最初に簡単なテスト。長谷川式の簡易版のような、
「日付、今いる場所、三語を繰り返す、100から7を引く」という質問。
日付は1日ずれ、今いる場所はギリ病院名言えて、三語は最後の一語を
ヒントをもらってクリア。引き算は少し時間はかかりましたが正解です。
「うん、今の感じいいね。前回より良くなっている。サプリの
効果はありそうなので、続けましょう。」

コウノメソッドを中心にした医院なので、前回フェルガードを処方
されていました。1か月5千円。正直私の目線で何かが改善したとは
全く思えないのですが、母の顔を見ると本人の自信と安心につながった
ようなので、良しとしようと思います。

そこからは母の質問タイム
・私は人を犯人扱いするような性格なのか。
・頭がおかしい病気になっているのか。
・無くした時計が見つからない。明らかに娘が怪しい。
というような話をぶつけていました。

先生は
・今は病気ではない軽度認知症という「病気のグレーゾーン」
・現状は「判断力の低下」があり、そのために色々なことに
ネガティブな原因や道筋をたてがち。
・不安な心に答えが欲しくて悩んでしまうと思う。
・無くしたものはいずれ見つかるんじゃないかと思う。

というような話をしていました。
母は先生の話に、納得する場面、納得は出来ないけど理解は
できている点などありましたがしっかり話を聞いて
自分なりに受け止めようとしているようでした。

最後はフェルガードに合わせて抑肝散を処方するよということで
終了。

待合室に戻って数分。その時の母は多分納得いかないことに
対して、満の気持ちがあったように見えました。
私はどんな声をかけていいか分からず沈黙が数分。
そこに次回予約日の話をしにきた看護師さんが開口一番
「今日は色々話してくれてありがとうございます。
長くなって疲れましたよね。また次回色々聞かせてくださいね。」と。
母の表情が緩んで、私も「あぁ、この病院でよかったな」と
思った瞬間でした。

とりあえず、母を家に送り届けたあと
再度色々話そうというと了承してくれたので
昼食後、二人での話し合いに突入しました。


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