真実と現実3

前の続きです。

丁度家事もひと段落して息子は旦那さんと遊んでいたので
自宅にいきました。

そこで母が改めて私に聞いてきた2点。

1.父さんがアルツハイマーになってからお金に執着しだしたのはなぜか。
どうして、土地の名義などにこだわるようになったのか。

どうやら、私が両親の財産を狙っているような気になったみたいです。
私はあくまで「両親財産は全額両親の余生に使いたいが、父が
アルツハイマーとなった以上、凍結の危機があり最悪どちらも死亡しないと
何もできなくなるので、その前にどうにかしたかった。」
「土地の名義を家族信託で変更してもその使用に関しては税務署に
報告義務があり、むしろ勝手に使ったら相続税など私の負担が増える。
土地の名義を変えても私の意志は尊重されないし財産管理責任を負うだけ」
(後者はちょっと盛ってます。)
という説明で納得してくれました。

2.私(母)の性格が「人を犯人に仕立てる性格だ」と言った医師が誰か
教えてほしい。その人に何故そう思ったか聞きたい。

私の説明がこんなに誇張湾曲されるのは想定外でした。
母の認知障害に対して、
「あくまで病気であること」「生真面目な性格な人ほど物を
紛失した時など、自分の状況を認められないことがある。」
というような説明をしたら結果的に
「母の性格=人を犯人に仕立て上げる性格」と医師が診断した。
という解釈になってしまい、いくら
「医者は病気に対して診断を話してくれただけ。」
「一般論として生真面目な性格な人はと例をあげた。」
「母さんの性格がどうという話はしていない。」
と言っても、
「要は私の性格の話をしている」
と頑なに譲らず。

エンドレスの「言った」「言ってない」です。

その他言いたいことを私に沢山言ったことで
多少落ち着いたのか、最後は
「遅くまでごめんね。納得は言ってないけどもう
帰りなさい。」と言われ解散。
11時。3時間です。

・・・と、そこで終わらず。
帰りがけに
「母さんが、「第二の父さん」と言ったからこれを
黙っておいて行ったのかい」
テーブルの上には3つの保存容器の蓋。
以前に「父さんがとった」と怒っていたやつですが
突如目の前に現れたことで、母的には
「自分が責めたことで娘が罪悪感を持って、昼に来た時に
以前盗んだものをこっそり返却した。」
という解釈のようですが、私は全く身に覚えがありません。
昼に来た時にあったのかどうかさえ全く記憶にない蓋。
母がどこからか見つけて無造作に置いたんだと思います。

私はもう「ごめん、知らない。私そもそもそのテーブルに
近づいてないんだわ。今日、朝色々片付けしていたと言っていたよね。
その時に母さんが置いたんじゃない?」というと
「あらー、片付けでバタバタしてたけど、私やったの忘れちゃったわ。」

でも多分、その言葉は本心じゃなくて。
「認めない娘に対して仕方ないから合わせてあげる」という
気持ちだと思います。
42年娘やってるんで、表情で何となくわかります。

つらい。


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