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劇的スキルUP! 安全管理向上編
この記事はガイド経験を積んだ方がレベル向上
するためのスキルを紹介したものです
目的はもちろんガイド料金を値上げするためで
す。ビギナーの方は読んでも理解できないかも
知れません。そのような内容です
スキルU Pと言っても登山ガイドは山岳ガイド
と違い、ほとんどロープワークを披露する機会
はありません。
実技的なスキルU Pは実習が必要ですがここで
紹介するのは自然解説やコミュニケーション等
の内容が中心となります
私の信念はガイドを増やすことで地球環境の
保全をする事です
劇的スキルU P! 安全管理向上編
<目次>
1このレポート(記事)の内容について
2転倒しそうなキーマンを探せ!
3怪我しそうなキーマンを探せ!
4バテそうなキーマンを探せ!
5人に迷惑をかけそうなキーマンは誰?
6要注意なキーマンは誰?
1このレポート(記事)の内容について
このレポートはガイディング中の安全管理ス
キルを向上させるための内容です
今回紹介するのはツアー参加者の中から、ガ
イドの観察により、一番リスクが高そうな人
(キーマン)を探し出す事で予防しましょう
と言う内容です
ガイドには観察力が必要であり、その観察力
によりリスクを回避できます
「ガイドはお花より顧客を観察しろ!」
2転倒しそうなキーマンを探せ!
(解説)
安全管理や危機管理として、とにかく転倒さ
せないことが重要です
転倒しない限りは、怪我しません
そこで予防策として、転倒しそうなキーマン
を見つけだすことが必要です
<キーマンを探す7つのチェックポイント>
□見た目が高齢である
(70歳を過ぎるとバランスや筋力、反射
時間が劇的ににぶる)
□体操がぎこちない人
(体操がぎこちないとはスポーツ・アウト
ドア体験が少ないためそバランス力が
ない)
□装備(靴)が不十分
(そもそも靴が滑りやすい)
□姿勢が悪い人
(前傾・後傾過ぎ、重心が片側にある人は
バランス調整がむずかしい)
□T型のストックを使用し、短めに使用して
いる人
(そもそも、転倒しやすいのでストックを
使用している、短いので重心がズレている)
□下り坂で腰が引ける人
(恐怖心が強く、そのため重心がズレる)
□手を差し出すとすぐ手を握る人
(はじめから自分でバランスを調整する意
識が低い)
<予防策>
■とにかく自分のすぐそばにおく
■常に観察する
■ストックを2本貸し出す
■常にサポートする
■歩行前、転倒の練習をしておく
<対処法> ・・常に転ぶ人・・
☆劇的にゆっくり歩く
☆手をつなぎながら歩く
☆危険度が大きい場所ではショートロープで
通過する
3怪我しそうなキーマンを探せ!
(解説)
怪我する人は「いつも怪我します」怪我しな
い人は「いつも怪我しません」
転倒しても「怪我する人と怪我しない人」が
います
そこで怪我しそうなキーマンを見つけ、予防
策をしておくことが重要です
<キーマンを探す7つのチェックポイント>
□準備運動の際、動きが小さい人
(関節の可動域が狭いため、関節を痛めや
すい)
□見た目で筋肉が少ない人
(痩せすぎている人)
(転倒時、ダイレクトに骨を痛める)
□太り過ぎと思われる人
(動きが遅く、そもそも関節に負担がか
かり過ぎる)
□真似るセンスが無い人
(アドバイスしても真似る事が出来ない)
□予測した行動(イメージ行動)が出来ない
人
(予測行動が出来ないので、対処が遅れる)
□とにかく「ドジ」な人(いつも失敗が多い)
(思考と肉体のズレが大きい)
□いつも集中力・理解力が乏しい人
(理解することが出来ない・瞬発力や持続
力がない)
<予防策>
■皆の前で「あなたは怪我しやすので注意し
ましょうね!」と伝達する
■とにかく自分のすぐそばにおく
■常に観察し、強制的にサポートする
■やって欲しい行動を声とジェスチャーで確
実に伝える
■危険そうな物を没収する
<対処法> ・・怪我した後・・
☆応急処置
☆救命処置
☆搬送・救助依頼
4バテそうなキーマンを探せ!
(解説)
安全管理や危機管理として、とにかくバテさ
せないことが重要です
その人がバテで行程が遅れるばかりではなく
参加者全員の安全管理が手薄になります
そこでバテそうなキーマンを見つけ、予防策
をしておくことが重要です
<キーマンを探す7つのチェックポイント>
□見た目が高齢である
(高齢者は筋力や体力が劣る)
□太っている
(太っている人は体力を消耗しやすい)
□服装が不十分
(経験が浅くバテやすい)
□妙に大荷物である
(荷物の重量があるとバテやすい)
□歩行時、歩き方の音が大きい
(無駄な動きが多いとバテやすい)
□顔色が悪い(睡眠不足)
(コンディションが悪いとバテやすい)
□見た目で体力がなさそうな人
(ひ弱そうな人・筋力が少ない人・痩せす
ぎの人はバテやすい)
<予防策>
■ストックを2本渡す
■テーピングする
■必要以上に休憩を多く入れる
■サプリメントを飲ませる
■強制的な水分補給と服装の指示
<対処法> ・・バテてしまったら・・
☆予定到着時間を遅らせる
☆とにかくこまめに休む
☆搬送する
5人に迷惑をかけそうなキーマンは誰?
(解説)
個人ガイドを除くガイドツアーでは基本的に
は「団体行動」です
団体行動においては一人の迷惑が「参加者全
員の足を引っ張ります」
迷惑をかけそうなキーマンを見つけ、予防策
をしておくことが重要です
<キーマンを探す7つのチェックポイント>
□自己中心的な人
(伝達中、会話の輪に入らない人)
□話をさえぎる人
(人の話を聞かず、自分の考えだけで行動
する)
□アイコンタクトが取れない人
(コミュニケーション的に無理である)
□集合時間にいつも遅れる人
(それが習慣となっている)
□絶えず、一番前に陣取り50cm以内にい
る人
(依存度が強く、自立行動ができない
他人との距離感がつかめない)
□後ろから2番目にポジショニングする人
(自信がない・かまって欲しい欲求)
□絶えず、話しかけてくる人
(承認欲求がすくない)
<予防策>
■出来るだけコミュニケーションをとる
■他の人よりもアイコンタクトを多用する
■指示した行動に対し「同意」を求める
■行動の理由を明確に説明する
■添乗員に任せる
<対処法>・・他人の視点で行動出来ない人・・
☆強制的な行動を支持する
☆とにかくオーバーアクションで伝える
☆絶えず「ホメる」
6要注意なキーマンは誰?
(解説)
パッケージツアーにおいては旅行会社は不特
定多数の参加者を募集します
特に審査がなく「誰でも参加出来ます」その
中には「要注意な人がたくさんいます」
ガイドとしてそのようなキーマンを見つけ、
予防策をしておくことが重要です
<キーマンを探す7つのチェックポイント>
□カメラを2つ以上ぶら下げている人
(写真撮影のため、ガイドの解説や注意は
ほぼ聞かない)
□視線がズレている人
(何らかの障害がある)
□重心(体軸)がズレている
(歩行や運動に障害がある)
□キツイ顔の年配者
(人生に不満があり、文句をいう方が
多い)
□バンダナ・短パン・スパッツの人
(過去、山やさんであり、自慢のオンパ
レード)
□ワイシャツ・革靴な人
(定年後すぐ訪れたため何も知らない)
□服装が全て新品である
(経験が少なく、バテやすい)
<予防策>
■とにかく認めて上げる
■とにかく「ホメる」
■とにかく話題にしてあげる
■皆から注目させてあげる
■添乗員に任せる
<対処法> ・・要注意人物・・
☆対処法はありません
要注意人物においては注意が必要な反面、ガ
イドの見方となる場合がございます
個性として魅力的な場合がございます
これを理解しておくことが必要です
E N D
・・Just Do It・・
「最後までお読み頂きありがとうございます」
役立ったと思う方「スキ」お願いします
優良な記事を書くためのモチベーションとなり
ます