身体を柔らかくする方法
第9回は
【身体を柔らかくする方法】
についてです。
『体かたいんですよね~』
『体柔らかくしたいんですよね~』
という選手は多いですよね。
しかし!
頑張ってストレッチしているのに思うように柔軟性がでない。。
そのような方も多いんです。
身体を柔らかくする為に知っておくべき事があります。
整理しておきましょう!
柔軟性は大切
正直、身体が硬くても怪我をしにくい選手はいます。
柔らかくて怪我をしやすい選手もいます。
なぜかと言うと、勿論それぞれの、個人個人の理由があります。
(長くなるので今回はスルーします)
ただ、基本的には最低限の柔軟性は必須です。
(単純に『柔らかけりゃOK』って訳じゃない)
変に硬いと
・姿勢が悪くなる
・怪我の原因となる
・血行が悪くなる
・動作に制限ができてしまう
・パフォーマンスへの影響
など、様々な問題の原因となる場合もあります。
で、最低限の柔軟性はやれば獲得できます。
何にもしていなくて
『いやー、身体硬いんですよねー。』
は柔らかくする気がないので論外です。
やれば柔らかくなります。
柔らかくならないパターン
先ほど
『やれば柔らかくなる』
と書きました。
しかし、実はストレッチなどちゃんとやっても
【柔らかくならないパターン】
というのがあります。
それを知らずに毎日コツコツやっても残念ですよね・・。
さて、柔らかくならないパターンとは一体どういう事なのか?
それは
関節に問題のあるパターン
わかります?
例えば・・
立った状態から手を床に伸ばしていく前屈。
太ももの裏やふくらはぎなどが
『筋肉ビンビンです!はちきれそうです!』
という方は良いですよね。
シンプルにそれらの筋肉の柔軟性が足りていないのがわかります。
しかし、
『いやー、全然床まで遠いけど、筋肉も何ともない』
という方。
↑
これ、ストレッチとかコツコツやっても柔らかくならないパターンです。
シンプルにまとめると
『筋肉がパンパン、ビンビン』
⇒筋肉がブレーキ
『全然いかないけど筋肉が伸びている感覚もない』
⇒筋肉ではなく、関節がそれ以上いかない状態
という事です。
関節がそれ以上いかない状態という事は、筋肉が伸ばされる事もないんです。
このパターンの時は、背中など押されても全く動く気配はありません。
そして『イタイイタイ!』みたいな事もありません。
こんなパターンの方は関節に問題アリ。
ストレッチなど行う以前の問題で
関節を良い感じに解決するのが先!
です。
関節の問題を解決してストレッチを行うと
『うおー!筋肉ビンビンです!痛いよー!』
となります。
これを知らないと
『コツコツやってんのに硬いまま』
で、コツコツ継続する気持ちが無くなってしまいます。
また、周りの方(指導者さんとか)と
『ちゃんとストレッチせぇや!』
『毎日やっとる?ウソつけや!』
みたいな切ないやり取りになる事もあるかもしれません。
筋肉が伸びる感ある方も、関節に問題(程度はそれぞれ)を抱えている方は本当に多いので、チェックをしてみる事をオススメします。
○○と柔軟性は別物
選手にもよく伝えるのですが・・
・可動性
・柔軟性
これは別物です。
察しの良い方は、先ほども書いた
【関節に問題が・・】
で、『あぁ可動性ね』とパッと思い浮かぶかもしれません。
特に股関節や足首はごちゃまぜで考えちゃってる方が多い印象です。
この二つをきちんと整理して確認、アプローチできると問題解決は割と簡単に、短時間でできます。
また、怪我予防や強化の面でみても、ここをきちんと理解している事は重要となります。
柔らかくする方法
『身体硬いんよね~』
『股関節硬くて・・』
『足首めっちゃ硬い』
こういった声をよく聞きます。
『そういうタイプだから仕方ない!』
そう思ってませんか?
それって、タイプとかじゃなく、
ちゃんとアプローチできてないだけ!
かもしれませんよ?
関節や筋肉など細かい所は自分ではわからない事もあります。
そういった時は信頼出来る方に聞いてみたり、僕の方までご相談ください。
そして、最後に柔らかくする方法。
これは色々あります。
が、コツコツやる習慣をつけるのが良いと思います。
結局ですね。
家で簡単にコツコツできるのは二つ。
ひとつは、シンプルに伸ばす系のストレッチ
・呼吸を止めずにじわっと
・お風呂上りが伸びやすい
・一ヶ所40~60秒くらいかけて丁寧に
(柔軟性獲得の時はこういったやり方)
もうひとつは、ローラー的なもので圧をかけてゴリゴリ
・一ヶ所30~60秒
(長くやりすぎないよう注意)
結局はこういったスタンダードなものですね。
ただ、ストレッチの質に関しては本当にひどい方が多いので、ちゃんと出来るように教えてもらうのが良いと思います。
ゴリゴリ系のやつも、圧のかけ方など、ちゃんと知っている方に教えてもらうようにしましょう。
我流だったり、ネットで仕入れた情報を自分なりに解釈してやっていくのは、想像以上にめちゃくちゃ非効率的です。
参考にするのは勿論いいのですが、考えながら取り組んでいきましょう!
分からない事や『しっくりこないな~』という時には、専門家に聞くのが一番ですよ。
信頼できる方が近くにいる場合はその方へ。
そういった方がいない場合、違う意見を聞いてみたいという場合はお気軽にご相談ください。
【身体の仕組み講座】
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