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大晦日の書斎:宮本輝ミュージアム
失敗をしない人間などいない。ひとりの人間には、さまざまな時代がある。
宮本輝(みやもと・てる、1947年~)…小説家。本名は、宮本正仁(みやもと・まさひと)。
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![](https://assets.st-note.com/img/1729757512-mME2ypYBQ3kqdzxj0tZ7lHif.jpg?width=1200)
画像は、大阪府茨木市の追手門学院大学付属図書館にある宮本輝ミュージアム。宮本輝は、追手門学院大学の第一期卒業生。
宮本輝を知ったのは何だったのか。どのような流れだったのかは明確には憶えていない。短編が多くて読みやすいと思ったのと、『泥の河』でデビューして太宰治賞を、翌年に『螢川』で芥川賞を受賞した、という鮮やかな作家生活の始まりに驚いて、興味を抱いたような気がする。
短編、中編を中心に読み始めて、それから随筆などを読み進める。これがまた面白い。読書遍歴や、なかなかアグレッシブな父親のこと、学生時代の話など、どれも非常に情感豊かに描かれている。
『二十歳の火影』や『命の器』などの初期の随筆は特にお気に入り。それ以降の『生きものたちの部屋』や『血の騒ぎを聴け』などもかなり好きである。
十代の頃から、随筆やエッセイなどを特に好んで読んでいたように思う。色々な考え方や経験が分かりやすく書かれていたからだろうか。恐らく小説よりも多く読んでいたように感じる。物語よりも、どちらかと言えばノンフィクション的な作品が自分の性格に合っていたのだろうか。
実際に随筆やエッセイから、沢木耕太郎(さわき・こうたろう、1947年~)や近藤紘一(こんどう・こういち、1940年~)、猪瀬直樹(いのせ・なおき、1946年~)などのノンフィクション作品を手に取るようになった。
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