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この世界は幻想か ~ホログラフィック理論の検証~
前回のコラムでは、味覚は一種の幻想と言えることを述べた。それでは、私達が住む世界全体も幻想なのであろうか。今回のコラムでは、私達が存在する、この世界がホログラムであるという学説、ホログラフィック理論について考察する。
ホログラフィック理論とは何か
かつてギリシャの哲学者プラトンは、私達が目にしている世界を、薄暗い洞窟の壁に映る影であると言った。つまり、私達の手の届かないところに実体があり、
味覚は幻想か ~量子力学で解き明かす味覚のメカニズム~
今までのコラムで、宇宙や植物における量子の神秘的な作用を紹介してきた。それでは、万物の霊長といわれる人間の人体内部においては、どのような量子力学が働いているのであろうか。今回は人間の味覚・嗅覚の本質について、考察していくが、そこにもやはり量子力学の驚くべき作用が存在する。
味覚は存在するか
かつて、ギリシャの哲学者デモクリトスは次のように言った。
「私達は習慣によって、甘味があったり、苦味
この世は何次元か ~超ひも理論が提示する10次元の時空~
前回のコラムで、量子力学は、従来の古典物理学の型を破ったのであり、何百年も続いた科学的概念と決別したと言ってもよいと述べた。これまでのコラムで紹介したように、量子は量子重ね合わせによって、同時に二つ以上の状態をとれ、二つの現実が同時に存在できることが証明されている。また、粒子が幽霊のように壁をすり抜ける量子トンネル効果も確認されている。そして、テレパシーのように、二つの量子が瞬時にコミュニケーシ
もっとみる植物は量子コンピューター ~光合成の奇跡~
2007年4月に、世界有数の研究機関であるマサチューセッツ工科大学(MIT)の雑誌講読会で、「植物は量子コンピューター」であることをほのめかす、ニューヨークタイムズ掲載の論文が話題になったという。この時に、MITのグループでは、そんな論文を嘲笑するかのような笑いが巻き起こったそうである。常識を学んできた彼らから考えれば、植物が量子コンピューターであるという、無茶苦茶と思われるような話は受け入れら
もっとみるあらゆる物質は存在しない ~マックス・プランクの箴言~
前回のコラムでは、量子が粒子としても波動としても振る舞うことができるという量子の二重性について説明した。また、今までに量子重ね合わせ、量子トンネル効果、量子もつれの現象も紹介した。量子が壁をすり抜けたり、同時に二つの状態をとったり、離れた粒子が瞬時に反応し合う現象である。
そうすると、そもそも物質とは何かという疑問が生じる。私達が目で見ている物質は、本当は存在しないということだろうか。この点に
生物進化論は大嘘!ダーウィン進化論の欺瞞を暴く③
前々回のコラム、前回のコラムでは、通説とされる化学進化論が科学的に全く証明されていないことを紹介した。原始地球の「原子のスープ」から生命が自然発生したという証明は為されていないのであった。
今回は、ダーウィン進化論の現代版、ネオ・ダーウィニズムの理論について検証する。
ネオ・ダーウィニズム理論の骨子
ネオ・ダーウィニズム理論では、進化を次のように説明している。
【ネオ・ダーウィニズムが主張
生物進化論は大嘘!ダーウィン進化論の欺瞞を暴く②
前回のコラムでは、地球上の生命の発生について通説とされている化学進化論が、実は科学的に全く証明されていないことを紹介した。原始地球の「原子のスープ」で無機物から有機物が生じたという証拠は得られていないのであった。
しかし、「原子のスープ」での有機物の生成が証明されていないと言っても、無機物から有機物が絶対に生じないとは断言できない。そこで、証明はされていないが、原子のスープの中で、無機物から有
生物進化論は大嘘!ダーウィン進化論の欺瞞を暴く①
生物進化論は、誰もが常識として学んだ理論。その生物進化論が、実は全く科学的に証明されていないと知ったら驚くだろうか。オルタナティブニュース「Collective Evolution」(2019年8月28日付)によると、2019年5月に、イエール大学のデイヴィッド・ゲランター教授が「ダーウィンを諦める」と題した論文を発表し、「ダーウィン進化論は完全に間違いである」と断じた。その論文には500人超の
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