過保護な親の子どもほど、何もできない
こんにちは。遠藤暁です。
協力隊としてボリビアにきていろんな子どもや保護者と関わってきた中で感じること。
それは「過保護な親の子どもほど、自分で何もできない」。
これは別にボリビアに限った話ではなくて、日本でも他の国でも言えることだと思います。
グラウンドまで来るのに必ず親がついてくる。
練習が終わっても親が迎えにくるまでグラウンドで待っている。
自分の顔に塗る日焼け止めさえ、親が塗る。
といった具合で、とにかく子どもの行動に親が干渉する回数が多いんです。
11才とか12才の子が日焼け止めを顔に塗るのを親がやるって、なんじゃそりゃって思いますけどね。
ちなみにぼくのホームステイ先の子は11才。
家からグラウンドまで歩いて2分で着きますけど、1人でグラウンドに行ったり家に帰っているのを1度もみたことがありません。
必ず親か家のお手伝いさんかお姉ちゃんが迎えにきてから帰ります。
歩いて2分ですよ?
でもなかには9才なのにグランドまで一人で来て、練習が終わったら一人で帰る子もいます。
11才で、バスに乗って一人で来る子もいます。
なんなんでしょうかね、この違いは。
みなさんはこの2つのうち、どっちだと思いますか?
1.子どもが一人で何もできないから親が干渉する。
2.親が干渉しすぎるから何もできない子になる。
ぼくは圧倒的に後者だと思いますね。
親がいちいち干渉しすぎるから、子どもは「親が助けてくれるのが当たり前」っていう状態になるんです。
先日ボランティアの同期の誕生日会で、現地の人たちとも話す機会がありました。
そこでぼくの年齢を聞かれて「23才です」って答えたら、
「え、若いね!!ボリビアに行くなんて言って、親は何も言わなかったの!?」
って驚かれました。
なぜならここボリビアは、子どもが20才になっても30才になっても、自分の子どもを手元に置いておきたい親ばかりなんだそう。
子どもに「自立」なんて求めてない。
ずっと自分のそばにいてほしい。
そう思っている親がとても多いんです。
ぼくなんてボリビアに向けて出発する日、自宅出るときに最後に見送りしてくれたのは犬ですからね。
父も母も出かけていましたからね。
しかし、可愛いな犬。
まぁぼくの両親は昔から「自分のことは自分でやれ」という感じで割と放っとかれていた(いい意味で)ので、おかげさまでしっかり自立できたと思います。
小学生のときには2、3回電車乗り継いで横浜・F・マリノスのサッカースクールに通ったりしていました。もちろん一人で。
だからこそ、歩いて2分の所に一人で行けなかったり、日焼け止めを自分で塗らなかったりするのが全く理解できないんですよね。
子どもを成長させるのに一番大切なのは、放っておくこと。
まぁただの持論ですけど。
自分の子どもを大切にするあまり過保護になっている親が多い。
それは子どもの自立を妨げるだけ。
愛情を込めて、放っておきましょう。
その方が子どもは自分で考えて動けるようになるし、自然と親に頼らなくなっていくんです。
小さい時から放っておいてくれた両親に感謝です。
ありがとーーーー!!
ではまた!!