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青年海外協力隊の倍率を大公開【職種・時期別】で詳しく解説します


こんにちは。遠藤暁(@str_se)です。


本記事では『青年海外協力隊の倍率』を【職種・時期別】で公開していきます。

また上記に加え、狙い目の職種や合格率を上げるための方法も解説しています。


ということで、本記事が解決する疑問は以下の通り。

・青年海外協力隊の倍率ってどれくらい?
・狙い目の職種ってあるの?
・合格率を高める方法を知りたい


ちなみに筆者の青年海外協力隊歴は以下の通りとなっています。

・2017年2月〜3月→短期ボランティア、ボリビア派遣(職種:サッカー)
・2018年2月〜3月→短期ボランティア、エチオピア派遣(職種:サッカー)
・2018年6月〜2020年6月→長期ボランティア、ボリビア派遣(職種:サッカー)


これまで3度も協力隊を経験済みなので、記事の信頼性はあるかと思います。
それでは早速本題に入っていきましょう。




青年海外協力隊の倍率【職種・時期別】


本記事で紹介する倍率は以下のものです。

・2017年度春募集
・2017年度秋募集
・2018年度春募集
・2018年度秋募集
・2019年度春募集
・2019年度秋募集


出来るだけ最新の情報を提供したいので、2017年より前は省きました。

※今後も最新の情報を追加していきます。




2017年度春募集


2017年度春募集の職種別の倍率は以下の通りです。

2017春倍率-1

2017春倍率2-1


ほとんどの職種が、1倍〜2倍に収まっていますね。これくらいの倍率なら、正直狙い目でしかありません。

もちろん、これからもこのような倍率になるとは限りませんが...。


参考資料はこちらです↓




2017年度秋募集


2017年度秋募集の職種別の倍率は以下の通りです。

2017秋倍率

2017秋倍率2


2倍を超える職種がチラホラあり、なかでも『歯科衛生士』の二次選考の『5倍』という倍率は際立っていますね。

5倍に達するのはかなり珍しいケースだと思います。


仮にすべての職種の倍率が5倍程度だと考えたら、かなり狭き門ですね。

参考資料はこちらです↓




2018年度春募集


年が変わって2018年です。春募集の職種別の倍率は以下の通りとなっています。

2018春倍率

2018春倍率2


コミュニティ開発の二次選考の倍率が2倍を超えていますね。

このコミュニティ開発という職種は、のちほど『狙い目の職種』として紹介します。


また「防災・災害対策」の二次選考の倍率が5倍。一度の応募に一つくらいは5倍ちかい倍率の職種があるようですね。


参考資料はこちらです↓




2018年度秋募集


秋募集の職種別の倍率は以下の通りとなっています。

2018秋倍率

2018秋倍率2-1


・バレーボール:2倍
・バスケットボール:2倍
・ソフトボール:3倍
・野球:2倍
・サッカー:2.6倍


上記のように、スポーツ職種の二次選考の倍率が他の時期と比べて高いのが気になりましたね。

参考資料はこちらです↓




2019年度春募集


また年が変わり、ここからは2019年度のものです。

春募集の職種別の倍率は以下の通りです。

2019春倍率

2019春倍率2


『家政・生活改善』と『感染症・エイズ対策』の二次選考で、受験者数より合格者数のほうが多いという謎の現象が起きています。

なぜそうなったのかはぼくもわかりません。わかるひとがいたらぜひ教えてください。


参考資料はこちらです↓




2019年度秋募集


同年度秋募集の職種別の倍率は以下の通りです。

2019年度秋募集-1-1

2019年度秋募集2-1-1


倍率が3倍をこえる職種もチラホラあり、言語聴覚士の二次選考に至っては6倍です。

ただほとんどが2倍以内におさまっているので、ほかの年とそこまで大差はないように思いますね。


参考資料はこちらです↓




狙い目の職種


ここまで青年海外協力隊の倍率を見てきました。なんとなくそれぞれの職種の倍率が理解できたと思います。

そこでぼくが思う『狙い目の職種』を紹介してみます。


それは以下の3つの職種。

・青少年活動
・コミュニティ開発
・環境教育



✔︎狙い目な理由

理由は「資格が必要ないない場合があるから」。これに尽きます。


青年海外協力隊は120以上の職種が存在しますが、基本的になんらかの資格もしくはその仕事での実務経験が求められるケースが多いです。



✔︎ぼくのケース

ぼくはサッカー隊員としてボリビアで活動していましたが、ぼくの要請は応募の際に以下のような資格と実務経験も必要でした。


・サッカー指導者C級ライセンス
・2年のサッカー指導経験


他の職種でも応募の際に、上記のようになんらかの条件があるケースがあります。


しかし『青少年活動』『コミュニティ開発』『環境教育』の3つは資格や実務経験なしで応募できるケースが多いです。

もちろん上記の3つの職種の中にも何らかの応募条件が含まれる場合もありますが、そこまで多くはありません。




合格率を上げるには


どうすれば青年海外協力隊への合格率をあげれるのか、気になりますよね。

正解なんてありませんが、基本的に以下のことをやっておけば合格率は高くなるかと思います。


・応募したい要請でなにが求められているのかしっかり把握する
・資格や実務経験が求められるならそれをクリアする
・短期ボランティアを経験しておく
・これまでの自分の経歴、協力隊での活動内容、協力隊後のキャリアがを結びつける
・応募したい要請で活かせる自分の強みを洗い出してアピールする


こんな感じですかね。

もちろん上記のことをやれば必ず合格できるなんていう保証はありません。
あくまでも参考程度にしてください。



✔︎短期ボランティア

青年海外協力隊の短期ボランティアに関しては以下の記事をご覧ください。




✔︎要請書の見方

合格率を上げるための手段で「応募したい要請でなにが求められているのか把握する」と書きましたが、それをどうやって知るのか気になりますよね。


協力隊の要請書に『応募条件』『必要な資格』が書かれているのでそこを見る必要があります。

応募要請書の見方は以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。





まとめ


というわけで、青年海外協力隊の【職種・時期別】の倍率、狙い目の職種や合格率を上げる方法を解説してきました。


協力隊は間違いなくいい経験になるので、少しでも応募を考えているなら思い切って応募してみて欲しいですね。




これから協力隊を目指す方の参考になれば幸いです。




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