貧乏に慣れる
ボリビアにきて半年以上が経過しました。
いままで海外にこんなに長い間住んだ経験はありません。
そして海外でそこそこの期間生活してみて思うことがあります。
それは、「貧乏に慣れるといいことあるじゃん」って思えるようになったこと。
例えばここボリビアで生活していると、日本のようにブランドの店が立ち並んでいるわけでもないしオシャレなカフェや飲食店がズラリとあるわけでもありません。
日本にいたときは、バイト代が入ると洋服を買いにいったりちょっと贅沢なものを食べたりしていました。
そういった誘惑がボリビアにはないおかげで、無駄な出費や必要のない贅沢をする機会がなくなるんです。
物欲というものが日本にいたときの1/10くらい。
その代わりにジムにいって自分の身体のメンテナンスにお金を使ったり、スペイン語の勉強をするためにスペイン語の授業を受けたり。
お金の使い方が大きく変わりました。
スーパーに売っている安い肉でも十分美味しく感じますし、自分で作ったスープも美味しい。
ちょっと高級なレストランは一応ここボリビアにもありますけど、自分で適当に作って食べるだけでも満足できるようになりました。
食に対する贅沢もなくなったんですよね。
贅沢ってしようと思えばいくらでもできるし、キリがない。
さらに、贅沢に慣れるのなんて誰でもできるし簡単なことですけど、貧乏に慣れるってなかなかできないしハードルが高い。
特に日本のように誘惑が多かったらなおさらですよね。
だからこそここボリビアにいる間に、貧乏に慣れておきたいんです。
高級品を買ったり贅沢な食事をすることが減れば、それだけお金の出費も減る。
日本に帰って誘惑がいきなり増えたらまた物欲が増したり贅沢なものが食べたくなったりするかもしれませんが、ボリビアにいる間に貧乏になれておこうと思います。
もちろんたまには美味しいご飯を食べにいったりはしますけどね。
別に贅沢することを否定しているわけではなくて、貧乏な生活でも満足ができるようになっておけば無駄な出費も減るし、どこでも生きていけるんじゃないかなって思うんです。
生活のレベルの基準を下げておけば、ちょっとしたことで喜びを感じますしね。
基本的な生活のなかでは貧乏に慣れておくに越したことはないです。
余計なことにはお金を使わない生活。
ちょっとしたことで幸せを感じられる生活。
これからもこの生活を続けていきたいと思います。