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悪役だって悪者じゃない?ウルトラマンオーブの世界【特撮感想部】
こんばんは、"もっちゃん”です。
記事に興味を持ってくださり、ありがとうございます。
私は小学生時代、学校から帰ると『水戸黄門』の再放送をほぼ毎日見ていました。
祖父の影響です。そのあとはもちろん大相撲です。
『水戸黄門』というと、後半は鉄板のシーンがあります。
そうです、「この紋所が目に入らぬか!」の流れです。
完全に勧善懲悪の世界。悪いやつが最後は懲らしめられる流れです。
絶対にそうなると思っていても、楽しみに見てしまうものです。
私はある種、ウルトラマンにも似たようなところを感じていました。
人間の生活を脅かす悪い怪獣がやってきても、ウルトラマンが最後にはやっつけてくれる、といった感じです。
それが少し覆される話があったので、記録していきたいと思います。
◯今回観た作品①:『ウルトラマンオーブ 第8話 都会の半魚人』
◯第8話概要
「街に半魚人出現!?」との情報を得て、街の魚屋に突撃取材しようとするSSP。現場調査のために来ていたシブカワとナオミが互いの方針の違いから言い争う横を通り過ぎていく怪しい影…。それは、人間社会に人知れず迷い込んだ海底原人ラゴンと、それを匿っている魚屋の源さんであった! 彼らを尾行し、隠れ場所に乗り込むSSPの面々。そこで彼女たちは体調を崩し苦しげに鳴いているラゴンの子供を見つける…。
◯今回観た作品②:『ウルトラマンオーブ 第9話 ニセモノのブルース』
◯第9話概要
ウルトラマンオーブの強さは、人間と結んだ深い絆にあると睨んだ惑星侵略連合は、ババルウ星人をニセモノのオーブに変身させ、その信頼の絆を破壊するように命じる。ところが、そのニセオーブは偶然にも子供を助けることとなる。オーブの正体を突き止めようとしたジェッタは、ババルウ星人の人間態・馬場竜次と遭遇。「あなたこそ正義の味方ですね!」と煽られ、困惑する竜次だが自分のことを信頼する子供たちと触れ合ううちに、不思議な感慨に揺れていく…。
◯怪獣や異星人は敵ではない?
最近ではウルトラマンオーブを見ていますが、2話続けて不思議な感覚になる作品でした。
第8話では、海底原人が人間社会に隠れて生きており、それを地球人たち(ウルトラマンオーブを含む)がひたむきに守るストーリーです。
第9話は、ウルトラマンオーブのニセモノに扮したババルウ星人が、意図せずして怪獣と戦い、だんだんと正義の味方になっていってしまう、というストーリーになります。
いずれも最初は敵なのかと思われた存在が、だんだんとそうではなくなっていくような展開です。
これにはなんとも不思議な感覚になります。
悪役が悪者ではなくなっていく感じです。
ウルトラマンをある種『水戸黄門』と同様に見ていた私にとっては、なんとも意外な展開でした。
悪役は悪者ではないのか!?
何も悪いことをしていないのに、忌避される存在であってはならない。
悪役にもそれなりの背景がある。
というような、なかなかに深い示唆を感じます。
◯どういった背景があるのでしょうか。
確かに、考えてみると昨今のアニメなどを含めて、こうした展開は多々あるようにも感じています。
それはそれで良いなぁ、と思う反面、ウルトラマンシリーズにもこのような内容が含まれることは意外でした。
どういった背景があるのでしょうか。
ウルトラマンシリーズにおいては、怪獣たちもとても人気です。
そのような背景から、敵役にもストーリーを持たせているという流れでしょうか。
それとも、ウルトラマンシリーズを視聴する年齢層への配慮でしょうか。
個人的には、こうした展開は、ウルトラマンシリーズを視聴する親世代への配慮のような気もしています。
このような展開で楽しむことが多いのは、子ども世代よりもむしろ親の世代ではないでしょうか。
ちなみに、一緒に見ているうちの息子(3歳)は、オーブが相手をやっつけるシーンでばかり興奮しています。
それぞれがそれぞれの楽しみ方をできるというのは良いことですよね。
◯オーブにも暗い過去あり?(今後の予想)
そうなってくると、おそらく今後はオーブの暗い過去とかが出てくる展開のような気がしてきます。
悪役にも過去あり、ヒーローにも過去あり。
といった感じでしょうか。
これまでのストーリーの中にも、なんとなく伏線的な描写やセリフが多々存在しています。
「オーブは他の戦士の力を借りないと戦えない」
的なね。きっとそこにオーブの暗い過去があるのでしょう。
最終的には、きっとオーブがその過去を乗り越え、オーブが自分の力で戦うようになる展開が待っていると予想します!
あわよくば、それでも倒せない相手が出てきて、
最終的には全員のウルトラ戦士の力を借りて戦う
的な展開になるのでは?
これは『ドラゴンボール』の読みすぎでしょうか。
なんとなく、こうした戦い方だと、「元気玉」的な展開を期待してしまいます。
◯予想通りになってもいい
こうした期待を寄せていると、あまりに予想通りになってしまったときにガッカリしてしまうこともあります。
でも、私はそれでも良いのです。
『水戸黄門』だって好きだし。
今後のウルトラマンオーブの展開に期待しています。
そんなことを考えました。
夏休み、子どもと過ごす時間が多くなるのは楽しいですね。
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