芸能界に行きたいと思ったこともある。【読書のキロク・Audible】
こんばんは、"もっちゃん”です。
記事に興味を持ってくださり、ありがとうございます。
教職大学院では前期の講義が終了し、一気に時間的な制約がなくなってきているような感じがします。
レポートとかはたくさんあって、やることは多いのですが。
そんな中、なんとなく聴いた1冊です。
◯今回聴いた本:『芸能界』 著者:染井為人 光文社
Audibleの人気ランキングで上位に来ていた作品になります。
正直、書店で見つけてもまず手を伸ばすことはなさそうな書籍でも、Audibleだと聞きやすい。
無料というのは良いものですね。
◯概要
芸能界の裏側を描いたような短編集です。
現代に即した内容であり、楽しみながら読みました。
実際の芸能界を揶揄しているところも若干感じるような気がします。
◯雑感
非常にシンプルな読み物であり、すぐ聞き終わりました。
【サクッと本】としてちょうど良いです!
スキマ時間にちょこっと読み進めるのにぴったりだと思います。
内容としては…。
個人的にはハマらなかった話が結構ありました。
作家の方が芸能関係の方なのかもしれません(無知で申し訳ない)。
なんとなく、そちらの事情についてはリアリティがあるような気がしました。
感覚的には、共感しにくい芸能人。
なんとなく「違う世界にいる人たち」と捉えてしまうがゆえに、小説やフィクションの世界で描くのが難しいのが“芸能界”な気がしています。
本作もその感覚は否めないところはありました。
ただ、その心情の描き方はとてもわかりやすいものでした。そこにリアリティを感じたのかもしれません。
◯田舎町から芸能界に!?
印象的だった話としては、『娘は女優』という話でしょうか。
田舎町から女子中学生が芸能プロダクションに所属し活動していく様子を、父親の視点から描いた作品になります。
昔で考えると、田舎町から芸能界に行くなんてなったら、町中で話題になったものです。
私が子どもの頃でさえ、友人が
「モーニング娘。のオーディションを受ける」
となったときには、全員で応援したものです。
そんなことを思い出してしまいました。
なんかけっこうあったかい雰囲気だったなぁと。
◯芸能界への夢はいつ頃からなくなる?
それに対して、本作で描かれている“芸能界”は、けっこう暗いです。
大変なこともたくさんあるのだろうなぁと思いつつ、読んでいきました。
それでもなお、
芸能界は華々しい
という印象が私の中ではあります。
幼少期にはジャニーズに憧れた時代も私にもありました。
ただ、歳をとるにつれて段々とその意識が薄れてきたように思います。
華々しい裏側に目がいくようになったからなのか
“華々しい”ということ自体が良いことと思えなくなってきたのか
別に魅力的なものができてきたからなのか
そこはわかりません。
ただ、多くの人が私と同じような道を辿っていると思います。
誰もが一度は憧れるであろう、芸能界。
そこから自然と手を引いていくきっかけなんてものは、あるのでしょうか。
そんなことが気になってしまいました。
なんてことを考えた1冊でした!
夏休み、子どもと過ごしていると意外に読書の時間が減っているように思います。意識的にインプットしていけるようにしないと!
自己紹介はこちらから。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?