今期NHK杯戦を振り返って
3月21日、午前10時半、先手稲葉8段、後手齋藤8段でNHK杯決勝戦が始まった。来週は来年度の女流棋士決定戦なので、例年この時期に決勝対局が行われる。
稲葉8段は杉本8段、佐藤天彦9段を破っての決勝進出。特に準決勝の天彦先生との対局は見どころたくさんであった。2回戦の本田圭5段との対局はa級棋士としての意地を見せたように感じる、
対して齋藤8段。既に名人挑戦を決めるなど、絶好調。a級1期抜けは最近多い気がする。25才。1番いい年頃だ。羽生先生、深浦康市9段を破っての決勝進出。どちらも相居飛車のがっぷりよつの将棋。今年のnhk杯は本当に相居飛車が多かった。居飛車党としては感無量である。
決勝は、角換わりの最新系。中盤、ギリギリの所まで互角。際どい勝負であったと思う。
132手目47角が少しまずかったか。24飛車と走られて飛車が自由になり角が不発となり一気に勝敗が着いた。153手目64桂打にて、稲葉8段の勝ち。初優勝を飾った。おめでとうございます。
今期は順位戦、ラス前の前に降格と調子が芳しくなかったようにも見えたがめでたく初優勝を飾った。
今期のnhkは感染症を考慮して色んな対策がなされた。棋士の先生にとってやりにくい部分もあっただろう。
とても見応えのある将棋が多かった。
来年度は藤井二冠の優勝も期待される。
3期連続1回戦or2回戦負けとこの棋戦は相性が良くない。
来年の大躍進を期待し、1将棋ファンとして楽しみにしておこう。
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