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なんて贅沢な時間なんだろう

先日、1年半近くぶりにスタジオに入りラジオの収録をしました。
BGMを聴きながら喋り出しの合図を待つと、ドキドキの合間を縫うように喜びがジワジワと湧き上がってきます。

私は誰かと一緒に番組が作りたい!
「誰か」というのは、番組のスタッフさんだったり、放送局の方だったり、出演してくださる方やリスナーさんも!みんなで、憩いの場・楽しい企み・ホッとする時間を共有していきたいのです。
これが、自分の「声の仕事がしたい」という気持ちをさらに分解した結論でした。この結論を導き出すことができて、今はとてもすっきりした気分。

なんてことをnoteに記したのが、昨年の10月。

あれから半年。とても素敵な番組に参加することができています。初回の放送を迎えていない今、こんなことを言えるのにはちゃんと理由があるんです。

ラジオに限らず、インタビューのお仕事をさせていただくときには、取材のお願いをして、取材内容を検討して、当日を迎えます。会ってから打ち合わせできることもありますが、大体はさくっと。生放送の場合は特に、ご登場いただく直前の曲がかかっている間にご挨拶と軽い打ち合わせを…なんて流れが普通(佐藤調べ)です。
(ちなみに、ライターのお仕事でインタビューする場合はサクッとの打ち合わせもほぼなし)

それなのに、今回の番組では収録前にしっかり打ち合わせの時間があるんです。
というか、”打ち合わせ”という名のおしゃべりタイムがたっぷり!(収録時間よりも長いかも……)

ゲストの方だってきっと、「佐藤ってどんな人なんだ?」って不安が薄れてから収録した方が安心できるんじゃないかな、と思うのです。
(まあ、これはインタビューする側もそうか)
さらに、ちょっとでも打ち解けられたら、その空気感は必ず声に乗って聞く人に伝わると思うのです。

「じゃあ、みんなそうすればいいじゃない?」という声が聞こえてきそうですが、これって、簡単そうで難しいんですよね。打ち合わせにはスペースが必要だし、制作スタッフのスケジュールを押さえなくちゃいけないし、なによりゲストの方を長時間拘束することになってしまうから。

色々な方のご協力を得て実現している、収録前のおしゃべりタイム。その時間をかけてお届けしたいのは、ゲストの方の限りなく素に近い言葉、声、空気感。
その人がまとう雰囲気を耳で聴いて「いいな」と思ったら、その人のストーリーにも興味が湧くかもしれない。会いに足を運びたくなるかもしれない。その人の言葉に背中を押されて、なにか始めてみたくなるかもしれない。

誰かの、なにかのきっかけになれたらと思うと、今から胸が弾みます。
家事や子育て、お仕事のお供に。それから、誰かの声を聴きたいときにもおそらく合うんじゃないかと。

最初の放送は3月第1週。
今日3月2日(火)19:30、FMひたちからスタートします。全5局で放送されますので、お時間のある方はぜひ、お好きな放送局で聴いてみてください。

JR EAST MITO Design Your Story

(火)19:30~20:00 FMひたち
(水)14:30~15:00 FMいわき
(木)18:00~18:30 FMだいご 
(金)15:00~15:30 たかはぎFM 
(金)17:15~17:45 FMぱるるん

聴き方などはそれぞれのサイトでご確認くださいね。リンクを貼っておきます。

初回のゲストは、日立の老舗料亭の女将でカフェオーナー。(彼女のお話は、また今度)
このnoteには、そのお店の前で撮影した写真を添えてみました。キラキラ輝く海と心地よい波の音をイメージしながら、聴いてみてくださいね。

では、また。
番組と並走するように、ちょこちょこ書けたらいいな(と思ってます)。

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