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厚生年金加入期間が中途半端に長いと老後に貧困になる

下手に長く勤め人をするのは損をする

世の中的には厚生年金に加入しながら働いた方が、加入しないよりも良いという考えが蔓延しています。しかし、場合によっては厚生年金に中途半端な期間加入してしまったが故に老後に貧困に陥ってしまう可能性があることをこの記事では示そうと思います。

つまり、下手に勤め人として長く働いてしまうと老後に損をしてしまう可能性が高いのです。世の中的には厚生年金に入って働けば老後に老齢厚生年金がもらえるから良いとされています。

しかし、その働いた期間が中途半端だった場合に、毎日ギリギリの生活であるのにも関わらず、生活保護をもらえないという悲劇に襲われる可能性が高いのです。

生活保護以上貧困以下のライン

そのラインとは生活保護をもらえないくらいの老齢厚生年金の金額であるにも関わらず、貧困に陥ってしまうラインです。

つまり、勤め人時代にある程度老齢厚生年金がもらえるくらいには働いたけれども、それが生活保護受給のラインをギリギリ超えてしまったが故に起きる悲劇といえます。

私の家によく来るちり紙交換の親父はまさにその典型例でした。勤め人としてある程度の期間働いて老齢厚生年金をもらえるようになりました。

けれどもその金額が月に10万円をギリギリ超えるレベルだったが故に悲劇が起こりました。月に10万円をギリギリ超えるくらいというのはかなり生活としては苦しいものだと思います。

しかし、私の地域では月に10万円以上年金の収入があると生活保護の申請は棄却されてしまいます。つまり、生活保護はもらえないけど、生活はめちゃくちゃ苦しいということになっているのです。

老体に鞭打って働かざるを得ない老人

私の家によく来るちり紙交換の親父はまさにその典型例です。彼はちり紙交換のトラック運転手として中途半端な期間働いていました。

そして老後は大して年金をもらえないだろうから生活保護でいいと思っていたのです。しかし、いざ老後になってみると老齢厚生年金がそれなりの金額もらえてしまったのです。

それが仇となって、生活保護をもらえないことになってしまいました。生活保護をもらえていれば月に12万円ほどもらえたはずでしたが、年金額が一定以上あるが故に、生活保護の申請が通らないのです。

その結果、ちり紙交換のトラック運転手の仕事を、老体に鞭打って今でも続けています。高齢者になっても働き続けなければいけないというのははっきり言って悲惨です。

老後にやっと楽できると思っていたが、実際には年金額が一定以上だったために生活保護をもらえないというリスクが勤め人にはあるのです。

厚生年金に入るメリットはない

正直言って、現在の年金制度を見ても厚生年金に入るメリットはほとんどないと言っても過言ではないでしょう。

源泉徴収で奪われるだけ奪われた後、生活保護以下の老齢厚生年金しかもらえなければ、厚生年金に入りながら働いた意味がないのです。

さらに今回述べたように、中途半端に老齢厚生年金が多いと生活保護が受けられないリスクもあります。

厚生年金は現在の制度では完全に入るだけ無駄なものとなっており、サラリーマンとして勤めるメリットは何一つないでしょう。

勤め人として誰かの命令に従って奴隷のように働くくらいであればスモールビジネスを自分で育てるほうが老後のためにもなると思います。

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